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「ブリジット・ジョーンズの日記」を読む楽しみのひとつは、ところどころに表れるcoinage(造語)だ。
有名な「Singleton」(独身者)は著者フィールディングの友達が使っていたそう。独身女性を表す単語には「Spinster」という言葉が従来からあるが、ネガティブな意味の独身女性、かつて“ハイミス”と呼ばれたような女性のことだ。時代が変わった今、Spinster
は30代独身女性を描写するにはもはや適切ではない。そこで、フィールディングはSingletonという言葉を使ったわけだ。また、造語を多く使用した背景には、字数制限が厳しい新聞連載だったという事情もある。フィールディングは「ブリジット・ジョーンズの日記」執筆の際に、長くなってしまった文章を、単語を省いたり自分で単語を作ったりして削っていったそうだ。それでは、どんな造語が使われているか見てみよう。
Singleton
30代独身女性。Singletonのタイプ1は、すでに社会で立派な地位を築き、自信にあふれたフェミニストタイプのキャリアウーマンのこと。タイプ2は、確固たる地位もなく、常に職探し、男性から見て奇妙な行動をとり、あげくの果てにフラットでのたれ死にしているところを発見されそうなタイプ。タイプ1とタイプ2は、ブリジットの理想と現実の姿でもある。
Smug Marrieds
かつてはSingletonであったが、今となってはSingletonに合うたびに「どうしていまだに結婚してないの」という質問を浴びせる人々のこと。smug
とは「独善的な」という意味。ブリジットの友人は Smug Marrieds のことを「ひとりよがりで、年のわりには老けていて、心の狭いまぬけども」と罵倒している。
Competitive Childrearing
Smug Marrieds どうしが、子供のくだらない自慢話で対抗意識を燃やすこと。こんな母親たちのなかに、ブリジットはSingleton
でいることの正当性と幸福を見いだすのだ。
F**kwit
30代前半の独身男性。Singleton タイプ2をいらいらさせる男のこと。(ブリジットをいらつかせるF**kwit
は誰?)
Emotional F**kwittage
F**kwit のとる行動を表す。emotional
とは「感情的な」という意味。F**kwittage
を発音するときのイントネーションは、フランス語の Fromage(フロマージュ:チーズ)の感じ。ちなみにこの言葉を最初に使ったのは、フィールディングの友人だそう。
very Bridget Jonesy
とてもブリジット・ジョーンズっぽい。「ブリジット・ジョーンズの日記」がイギリス中で大人気となり、こんな言葉も生まれた。TV制作会社に勤めて始めてのテレビ中継で、大失態を演じて上司になじられるブリジット。失態は後々まで笑いの種にされてしまう。こんなドジを踏むと、あなたも“very
Bridget Jonesy”と言われてしまうかも。
「ブリジット・ジョーンズの日記」の本、映画の中で、これ以外の造語を見つけた方はエイゴタウン編集部までお知らせください。 |
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アメリカ版「ブリジット・ジョーンズの日記」が出版される際、“stones”が“pounds”に変えられるなど、いくつかの単語が差し替えられた。ブリジットの日記の中には生きたイギリス英語が満載だ。それらのいくつかを取り上げてみた。

stone(ストーン)
重さの単位。1ストーン(stone)は14ポンド(pound)/
6.3キログラム。イギリスでは人の体重を言うときに「ストーン」が使われる。How many stones are you?(体重何キロ?)といった具合。
barrister(バリスター)
法廷弁護士。アメリカではlawyer。マーク・ダーシーはbarristerだ。
bloody(ブラディー)
いまいましい。アメリカではblastedなどという。名詞の前につけて“Bloody
bastard!”(いまいましいばか野郎!)などと言う。
bollocks(ボロックス)
アメリカでは“damn it”などと言う。「なんてこった」という感じだが、本来の意味は自分で調べてほしい。
ciggie(シギー)
cigarette のこと。
daft(ダフト)
foolish/stupid(ばかな、愚かな)という意味。
flat(フラット)
アメリカの apartment のこと。ブリジットはロンドンの
flat にひとり暮らし。日本でいえばアパート/マンションのこと。
loo(ルー)
アメリカでは bathroom。つまり、トイレのこと。
oy/oi(オイ)
Hey! (おい!)と呼びかけるときに使う。特に悪いことをしたときなど。たとえば、イギリスに行って禁煙の場所でたばこでも吸えば、方々から“Oy!”という声が聞こえてくる。
poof(プーフ)
homosexual、つまり同性愛者のこと。
sacked
fired、laid off。解雇されること。
“Sod off.”
アメリカで言うところの“Go to hell.”(地獄におちろ/くたばれ)。言われたら相当不快な言葉。
telly(テリー)
television、つまりテレビ。むりやり訳すと「TVちゃん」といった感じになる。いい大人が言うには、かわいらしすぎるように思えるが、実際皆使っている。
注:上記の表現はいくつかを除いて非常にカジュアルなものばかりで、中には他人の気分を極度に害するものがあります。場所、相手などに充分気をつけてお使いください。これらを使用したことによる損害などに対し、エイゴタウン・ドット・コムはいっさい責任を負いかねます。(^_^)
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Men Are from Mars, Women Are from
Venus: A Practical Guide for Improving Communication and
Getting What You Want in Your Relationships
John Gray - HarperCollins Publishers |
「ブリジット・ジョーンズの日記」には、数々の実在する固有名詞が登場し、架空日記により現実味を与えている。イギリス人がよく見るテレビ番組は? Londoner
がよく行くカフェは? 以下の固有名詞をチェックしてみよう。
Tarts & Vicars Party
イギリスで一般的に知られている fancy dress party(仮装パーティー)。Tarts
& Vicars Party に招待されたブリジットはどんな服装で行くのか?
Men Are from Mars, Women Are from Venus
ブリジットの愛読書。日本語訳の題名は「ベスト・パートナーになるために」(大島渚訳・三笠書房)。英米でベストセラーの恋愛ハウツー本。エイゴタウン某編集者も絶賛。できれば英語で読んでほしいとのこと。
Sunday
People
日曜日に発刊されるイギリスのタブロイド紙。芸能、スポーツに関する記事が充実している。派手好きの母親とそのラテン系のボーイフレンドの写真がいつかここに載るのでは...と心配するブリジット。
EastEnders
ロンドンのイーストエンドに住む庶民の生活を描いた連続ドラマ。BBCで放送されている。日本の連続ホームドラマを想像してほしい。ついつい見てしまう、あのタイプ。イギリス人の多くが見ている。アメリカのドラマでは「メルローズプレイス」が似たものとしてあげられる。アメリカではこのようなドラマを
soap opera というが、イギリスでは略して soap
ということが多い。
David
Attenborough
動物学者であるサー・デイビット・アッテンボローは、1950年から野生動物に関するテレビ番組の制作を初め、イギリスでは動物番組といえばアッテンボローというほど。日本でもNHKでときどき放送されている。イギリスで最も有名な俳優の1人(最近では「エリザベス」に出演)で、「ガンジー」の監督
Richard Attenborogh とは兄弟。テレビ好きのブリジットは
soap(連ドラ)だけでなく、こんな番組も見ている。
shepherd's pie
shepherd's pie(シェパードパイ)はもともとはイギリスの家庭料理。羊の挽肉をパイ生地に包んだもの。パブに行けば食べられる。日本のアイリッシュパブでも置いているところがある。ブリジットはハウスパーティーで
shepherd's pie をふるまおうと考えるが・・・。
Mr.
Blobby
10年前に登場したテレビの人気キャラクター。ピンクの風船のような奇妙な形をしている。
Feng Shui
日本でもよく知られている風水のこと。イギリスでも流行っている。ブリジットは「コスモポリタン」に掲載されている
Feng Shui を参考に、フラットの部屋のデコレーションを変える。
Cafe Roge
ブリジットが友人と会っておしゃべりを楽しむフレンチスタイルのカフェ。チェーンを展開している。
192
おしゃれなヨーロピアンレストラン。ブリジットの誕生日パーティーはここで。
192 Kensington Park Road
Notting Hill, London ?W11
Phone: (44)-(0)20 7229 0482
営業時間:月〜土 12:30-11:30pm/日 12:30-11pm
Warehouse
イギリス中にある洋服のチェーン店。価格が手ごろで流行も取り入れているため、若者に人気がある。ブリジットの考える理想的ファッションは高いものを少量買うこと。しかし現実は、Warehouse
や Miss Selfridge など手ごろな価格の店で衝動買いの誘惑に駆られてしまう。そして、サイズが合わず、結局落ち着くところは
Marks & Spencer(英国を代表する小デパートまたは高級スーパー。価格に見合った高品質に定評がある)。ただし、面接には
Jigsaw(ジグソー)のスーツでばっちり決めていく。
Dickens & Jones
ブリジットが母親と待ち合わせるデパート。ご存じのようにロンドンには数多くのデパート
があり、友達と会ったり、買い物に行ったりと、ブリジットも頻繁に利用。 |
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■セクシーな上司ダニエルと結ばれて有頂天になるブリジット。心の中でつぶやくのは・・・。
Hurrah. Am no longer tragic spinster...
...but proper girlfriend of bona fide sex god.
どう?私はもう売れ残り女じゃない!
こんなセクシーな恋人!
He's also agreed to protect me at Uncle Geoffrey's
hideous Tarts and Vicars fancy dress party.
This can't be just s**gging. A mini-break means
true love.
Suddenly feel like screen goddess...
...in manner of Grace Kelly.
Though perhaps ever so slightly less elegant under
pressure.
仮装パーティーにも彼は一緒に行ってくれる
これはセックスを超えた本当の恋だ
グレース・ケリーのような映画スターになった気分
ちょっとエレガンスさにかけるかしら? |
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■Smug Marriedsとやり合ったブリジット。最後はユーモアのある返答でかわす。
| Cosmo: |
How's your love life?
Still going out with that publishing chappie? |
| Bridget: |
No, no, actually. |
| Cosmo: |
Never dip your nib in the office
ink. |
| Bridget: |
Right. |
| Cosmo: |
You really ought to hurry up and
get sprogged up, you know,old girl.
Time's a running out. Tick-tock. |
| Bridget: |
Yes, yes.
Tell me, is it one in four marriages that
ends in divorce now or one in three? |
| Mark: |
One in three. |
| Cosmo: |
Seriously, though...office is full
of single girls in their thirties.
Fine, physical specimens but they just can't
seem to hold down a chap. |
| Woney: |
Yes, why is it there are so many
unmarried women in their thirties these
days? |
| Bridget: |
Oh, I don't know.
I suppose it doesn't help that underneath
our clothes, our entire bodies are covered
in scales. |
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| Cosmo: |
ラブ・ライフはどう?
まだ出版社の彼と? |
| Bridget: |
いいえ |
| Cosmo: |
社内恋愛はマズいぜ |
| Bridget: |
そうね |
| Cosmo: |
そろそろ身を固めた方がいいぞ
時間切れになるぞ
チク・タク |
| Bridget: |
分かってるわ
最近の離婚率は4組に1組?
3組に1組? |
| Mark: |
3組に1組 |
| Cosmo: |
マジに...30過ぎの独身女が実に多い
どこって欠点はないのに男を捕まえられない |
| Woney: |
なぜ30代の未婚女性が多いの?ブリジット |
| Bridget: |
なぜかしら
裸になると全身がウロコに覆われてるからよ |
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■マークの前で醜態をさらしてばかりのブリジットに、マークから意外な告白が・・・
| Mark: |
...what I'm trying to say, very
inarticulately, is ...
...that -- in fact...
...perhaps, despite appearances...
...I like you -- very much. |
| Bridget: |
Apart from the smoking, and the
drinking, and the vulgar mother --And the
verbal diarrhoea. |
| Mark: |
No, I like you very much -- Just
as you are. |
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| Mark: |
言いたいことがうまく言えないんだが -
つまり・・・
その・・・
信じられないだろうが僕は君が好きだ
とても・・・ |
| Bridget: |
タバコを吸い お酒を飲み 虫の好かない母親がいても? |
| Mark: |
それでも好きだ
ありのままの君が |
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映画「ブリジット・ジョーンズの日記」
UIP配給
日劇プラザ全国東宝洋画系にて公開中 |
| ●Language Box● |
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no longer:もはや〜でない |
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inevitable:避けられない/必至の |
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alsatian:シェパード犬 |
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ought to do something:〜すべきである |
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end in:〜に終わる/結果が〜となる |
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inarticulately:はっきりしない |
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