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映画:ブリジット・ジョーンズの日記

監督:シャロン・マグワイア
原作・脚本・制作総指揮:ヘレン・フィールディング
音楽:パトリック・ドイル
撮影:スチュアート・ドライバーグ
制作:ティム・ビーヴァン&エリック・フェルナー
脚本:アンドリュー・デイビス/リチャード・カーティス
配給:UIP映画
映画「ブリジット・ジョーンズの日記」
(UIP配給:日劇プラザ全国東宝洋画系にて公開中)
世界中で500万部の売り上げを記録したベストセラー「ブリジット・ジョーンズの日記」が、著者ヘレン・フィールディング自身の脚本により映画になって、日本にもやってきた。誰にでも愛されるキャラクターのブリジット・ジョーンズ役を演じたのは誰? 映画に登場する場所や建物はどこ? ここでは映画版「ブリジット・ジョーンズの日記」を詳しく解説。

・Page1: ブリジット・ジョーンズってだれ?/Who is Bridget Jones?
・Page2: 映画「ブリジットジョーンズの日記」/“Bridget Jones's Diary” the Movie
ストーリー
キャスト
ロケ地
サントラ盤
・Page3: ブリジットから英語を学ぼう/Bridget's Glossary

ストーリー/ Story

It all began on New Year's Day... ...in my thirty-second year of being single. Once again I found myself on my own...
それは私が独身32年目を迎えた お正月に始まった...。その年も私は独り...。




こうして32歳のsingleton(30代独身)、ブリジット・ジョーンズの1年が始まった。

新年早々Smug Marrieds (いやみな既婚者)たちの "How's your love life?(ラブ・ライフはどう?)"という質問責めに合い、お節介な母親や親戚に幼なじみでバツイチの弁護士、マーク・ダーシーとむりやりくっつけられそうに。うんざりとした気持ちでロンドンに戻ったブリジットは「今年は日記をつけ、体重と、お酒と、たばこを減らす」と New Year's Resolutions(新年の抱負)をたてる。そして、会社の上司ダニエル・クリーヴァーへ過剰な関心を寄せるのもやめると誓った。

新年の決意を固めたブリジットは、「できる女」めざして奮闘するが、仕事では大失態を演じてしまう。love life の方は、口のうまいダニエルについつい心を許してしまい、上司と部下を越えた関係に。セクシーな恋人をゲットして有頂天になるも、自ら現場を押さえ二またをかけられていたことを知る。

失意のまま転職し、また独りの生活が始まるが、相変わらず仕事ではドジばかり。そんなある日、友人夫妻の夕食会でマークと再開。おきまりの質問を浴びせかける Smug Marrieds と激論を交わすブリジットにマークが意外な告白を。

マークが気になりだしたブリジットの元に、婚約者にふられたダニエルが未練がましく戻ってくる。鉢合わせた2人はけんかとなり、マークはダニエルを殴り倒してしまう。ブリジットは未練がましいダニエルにも、暴力的なマークにも失望。

やがてまたクリスマスがめぐってきて、またSingleton のまま今年も終わるのかとあきらめかけたとき、母親の話からマークを誤解していたことを知るブリジット。急いでマークのもとに駆けつけるが時すでに遅し。ダーシー家のパーティーでは、息子の婚約と渡米の発表が行われていたのだった・・・。
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キャスト/ Casting

レニー・ゼルウィガー
レニー・ゼルウィガーがスクリーンデビューを飾ったのは「バット・チューニング」('93 日本未公開)。その後「リアリティ・バイツ」('94)など数本に出演し、'96年に「草の上の月」で主役を演じる。この作品で絶賛の演技をみせたゼルウィガーは、「ザ・エージェント」('96)でトム・クルーズの相手という大役を得、ハリウッドトップ女優への一歩を踏み出す。

その後、「ライアー」('97)、「母の眠り」('98) など出演作が続き、「ベティ・サイズモア」('00)では、ゴールデン・グローブ賞最優秀主演女優賞を獲得した。

華やかなハリウッド女優が世界中のSingletonひとりひとりの分身であるブリジット・ジョーンズを演じると決まり、マスコミからは驚きと批判の声があがったが、来日記者会見に同行したプロデューサーのフェルナー氏はこう語った。

...when Renee walked into the room. When she came from America to meet us, and we were convinced we were going to cast a nice English girl in the role. And here were this strange looking Texan girl…
...レニーが私たちに会いに部屋に入ってきたときの話です。彼女が私たちに会いにアメリカからやってきたとき、私たちはブリジット・ジョーンズの役にはイギリス人女性を起用しようと決めていました。ところが部屋に入ってきたのは、風変わりなテキサス女性でした。(中略)

...We were absolutely amazed. Apart from the accent, she epitomized Bridget Jones. So we gave her the role immediately.
話してみてとても驚きました。英語の発音を除いて、彼女はブリジットの役にまさにぴったりだったのです。そこで即座に起用を決めました。


このようにしてブリジットの役を与えられたゼルウィガーは、問題の発音をイギリス英語に矯正するため、専門家についてレッスンを受けた。さらに、もう1つ問題があった。スリムなハリウッド女優のままでは、ダイエットに励むブリジットにはなりきれない。ゼルウィガーはこの役を演じるにあたり、体重を6キロ増やした。来日の際に集まった記者に「体重を増やすのは大変ではなかったか」と聞かれ、−It was fun to say “Yeah, I'll have another milk shake.”(「それならミルクシェークをもう1つ」と言えるのは、なかなか楽しかったわ。)−と照れながらジョークを言ったゼルウィガー。はにかみ気味の応答の中に、女優魂もみえていた。

It's my responsibility…(中略)….Someday, you don't want to get up at 3 o'clock in the morning and go shoot, but you do anyway. And sometimes you don't want to eat another weight-gaining milk shake right after you had your 3,000-calorie breakfast, but you do anyway. It was just a part of the day, so I didn't really notice whether that was fun or challenging. それ(体重を増やすこと)が私の仕事ですから。(中略)早朝3時に起きて撮影に行きたくないと思う日もあるけれど、仕事だと思っていきます。3千カロリーの朝食を食べたすぐ後に、体重増加のためのミルクシェークなど食べたくないと思うこともあるけれど、とりあえず食べます。こんなふうに、体重を増やすことは私の女優としての生活のほんの1部だったのです。だから、楽しいとか、たいへんだとかそういう考えは起きませんでした。

イギリス英語の発音を身につけ、体重増加を果たし、本物のオフィスで身分を隠して働き、実際の仕事も体験したゼルウィガーは、愛すべきブリジット・ジョーンズを見事に演じている。

そして、ブリジットを囲む全く対照的ともいえる2人の男性を演じたのが、ヒュー・グラントとコリン・ファース。物語の中では2人に対してあれこれと気をもむブリジットだが、ゼルウィガーは2人との共演を“They made the experience really really wonderful.” (この2人との共演は、本当にすばらしい体験でした)と語る。
ヒュー・グラント:ダニエル・クリーヴァー
'82年、オックスフォード大学在学中に映画界デビューを飾ったヒュー・グラント。彼を一躍有名にしたのがイギリスの全寮制大学を舞台に同性愛におぼれる青年たちの葛藤を描いた「モーリス」('87)。この作品でヴェネチア映画祭最優秀主演男優賞を受賞。

その後「赤い航路」('92)、「日の名残り」('93)などに出演し、'94年には「フォー・ウェディング」でゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞を獲得した。'99年にはジュリア・ロバーツと共演した「ノッティングヒルの恋人」が大ヒット。世界中の女性を魅了した。

私生活では'アメリカでの売春婦沙汰による逮捕('95)、13年間交際したモデル/女優のエリザベス・ハーリーとの破局('00)が話題になった。 「ノッティングヒルの恋人」でハンサムな三枚目というキャラクターを確立したヒュー・グラントだが、今回のダニエル・クリーヴァーはキザで女癖の悪いどちらかというといやなヤツ。以下はキャスティングの際のエピソード。

プロデューサー エリック・フェルナー氏
The day after he agreed to do the part, he called me ...(中略)...he said to me ...”I have one major problem. I don't know any one like this character”. But the real Hugh Grant, I'm afraid to say, IS this guy. So, I told him to go to his bathroom and look in the mirror, and start from there.
出演を承諾した次の日に(ヒュー・グラントが)電話してきました。そして「1つ大きな問題があるんだ。僕はこの役(ダニエル・クリーヴァー)のような人間を誰も知らないんだ」と言いました。でも、本当のヒュー・グラントはまさにダニエル・クリーヴァーのような人間なのですよ。だから、まずバスルームに行って自分の顔を鏡で見るように言いました。


●レニー・ゼルウィガー来日インタビューはこちら

さて、日本全国のヒュー・グラントファンは「ブリジット・ジョーンズの日記」の中の彼をどう見るか。
コリン・ファース:マーク・ダーシー
10代の頃からアマチュアのシアターで舞台に出演していたコリン・ファースは、ロンドンで本格的に演劇を学んだのち、ウェストエンド版「アナザー・カントリー」で舞台デビューを飾る。

'83年、「アナザー・カントリー」の映画化にあたり銀幕デビュー。
「高慢と偏見」
ビーム・エンタテイメント/アイ・ヴィー・シー
その後テレビ映画を中心にさまざまな作品に出演。特にBBC制作「高慢と偏見」ミスター・ダーシー役を演じ人気を獲得。イギリスを代表する俳優の1人となった。「高慢と偏見」は日本でもNHKで3夜連続放送され、話題となった。

その後、「イングリッシュ・ペイシェント」('96)、「恋に落ちたシェイクスピア」('98)などに出演。日本では知名度の低いコリン・ファースだが、今回のマーク・ダーシー役でコリンファンが増えること必至。
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ロケ地 / Locations

映画を見るときは、映画の中の風景や建物など、撮影された場所はどこだろうと考えながら見るのも楽しみのひとつ。
「ブリジット・ジョーンズの日記」はそのリアリスティックな設定が人気の要因でもある。映画の中にも見覚えのある景色が数々登場。ロンドンを中心にイギリスの魅力がいっぱいだ。

映画のロケの大部分は、ロンドンで行われた。セント・ジェームズ・パーク(St. James's Park)やタワーブリッジ(Tower Bridge)、ホランド・パーク(Holland Park) と、ロンドンを代表する観光名所が登場。そのほか、ブリジットが友人と食事をするシーンはテイト・モダン美術館内(Tate Modern)、裁判所のシーンは王立裁判所(Royal Courts of Justice)、オープニングはセント・パンクラス駅(St. Pancras Station)で撮影された。

また、ブリジットの両親の家はロンドンを離れたコッツウォルズ(Cotswolds)のスノーヒル(Snowhill)で撮影。
コッツウォルズはロンドンから西に約150kmほどいった所に広がる美しい丘陵地帯。牧歌的な風景をたたえるこの地方は、湖水地方と並んで日本人にも人気となりつつある観光名所だ。
スノーヒルはそのコッツウォルズの北部、なだらかな丘に広がる小さな村。ロンドンという都会での生活とは対照的なスノーヒルの風景は印象的だ。

「ブリジット・ジョーンズの日記」Trailer(予告編)を見たい人はこちら
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サウンドトラック / Sound Tracks
イギリス版、アメリカ版、日本版とそれぞれ収録曲数が違う。
アメリカ版にはアレサ・フランクリンの名曲「リスペクト」他、数曲が収録されていない。ジャケットもイギリス版と日本版が映画のポスターと統一されたロゴ、デザインを使用しているのに対し、アメリカ版は見た目もだいぶ異なる。

ブリジット・ジョーンズの日記
オリジナルサウンドトラック


ユニバーサルインターナショナル
日本版
1.アウト・オブ・リーチ - ガブリエル
2.リスペクト - アレサ・フランクリン
3.ハレルヤ・ハリケーン - ジェリ・ハリウェル
4.ジョーンズ嬢に会ったかい? - ロビー・ウィリアムス
5.アイム・エヴリ・ウーマン - チャカ・カーン
6.キス・ザット・ガール - シェリル・クロウ
7.キリン・カインド - シェルビー・リン
8.サムワン・ライク・ユー - ディナ・キャロル
9.ノット・オブ・ディス・アース - ロビー・ウィリアムス
10.ラヴ - ロージー
11.ストップ、ルック、リッスン - ダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイ
12.ドリームサム - シェルビー・リン
13.イッツ・オンリー・ア・ダイアリー - パトリック・ドイル
14.プリテンダー・ガット・マイ・ハート - アリーシャズ・アティック
15.オール・バイ・マイセルフ - ジェイミー・オニール
16.リング、リング、リング - アーロン・ソウル

イギリス版
1. Out Of Reach - Gabrielle
2. Respect - Aretha Franklin
3. It's Raining Men - Geri Halliwell
4. Have You Met Miss Jones? - Robbie Williams
5. I'm Every Woman - Chaka Khan
6. Don't Get Me Wrong - Pretenders
7. Kiss That Girl - Sheryl Crow
8. Killin' Kind - Shelby Lynne
9. Someone Like You - Dina Carroll
10. Not Of This Earth - Robbie Williams
11. Can't Take My Eyes Off You - Andy Williams
12. Love - Rosey
13. Stop, Look, Listen (To Your Heart) - Dianna Ross & Marvin Gaye
14. Dreamsome - Shelby Lynn
15. It's Only a Diary - Patrick Doyle
16. Pretender Got My Heart - Alisha's Attic
17. All By Myself - Jamie O'Neal
18. Woman Trouble - Artful Dodger
19. Ring, Ring, Ring - Aaron Soul


アメリカ版
1. Killin' Kind - Shelby Lynne
2. Kiss That Girl - Sheryl Crow
3. Love - Rosey
4. Have You Met Miss Jones? - Robbie Williams
5. All By Myself - Jamie O'Neal
6. Just Perfect - Tracy Bonham
7. Dreamsome - Shelby Lynne
8. Not Of This Earth - Robbie Williams
9. Out of Reach - Gabrielle
10. Someone Like You - Dina Carrol
11. It's Raining Men - Geri Halliwell
12. Stop, Look, Listen (To Your Heart)
- Diana Ross & Marvin Gaye
13. I'm Every Woman - Chaka Khan
14. Pretender Got My Heart - Alisha's Attic
15. It's Only A Diary - Partick Doyle


●Language Box●
on my own:ひとりで
be convinced that: 〜を確信している/〜だと思っている
as a result:結果として
challenging:やりがいのある/興味深い
agree to do something:〜をすることに同意する/承諾する

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