あなたが知らない素顔のアイルランド
Everything you wanted to know about Ireland
Page2は「脱・初級編:イメージと違う? 素顔のアイルランド」
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パブはアイルランド人にとって大切な社交場
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アイルランドといえば、なんといっても有名なのがアイリッシュ・パブに、ギネスビール、そしてアイリッシュ・ウィスキー。「アイルランド人には大酒飲みが多い」といったステレオタイプで語られることが多いが、実際のところはどうなのだろう。
WHOの統計資料によると、実は、1人当たりの飲酒量が最も多いのは、ヨーロッパの小国ルクセンブルク。次にチェコ、アイルランドは世界第3位。アメリカ(40位)や日本(52位)に比べればかなり多いには違いないが、いわゆるステレオタイプで語られるほどアイルランド人が飲兵衛、というわけではないようだ。
そうはいってもアイルランドのお酒には世界的に定評のあるものが多い。人々が気軽に言葉を交わし、生バンドが演奏を行なうパブの“社交場”としての機能を考えると、飲酒文化が発展するのも「なるほど」うなずけるというもの。
日本でも有名なギネス(Guinness)は、「スタウト(stout:「強い」という意味)」と呼ばれる種類の濃色ビール。炒ったモルトにカラメル麦芽を混ぜて作られ、苦みとアルコール度が強いのが特徴。本国では、ギネスの他にもマーフィーズ(Murphy's Irish Stout)や、キルケニー(Kilkenny
Irish Beer)などのビールが人気。
また、アイルランドといえば忘れてならないのが、ウィスキー(スコッチは“whisky”とつづるが、アイリッシュは“Whiskey”が正式)。アイリッシュ・ウィスキーは、スコッチよりも歴史が古いウィスキーのルーツ。スコッチ・ウィスキーは、大麦麦芽を乾燥させる工程でピート(泥炭)を焚くことによって、その煙が麦芽を燻す(スモークする)ので、スモーキーな味わいが特徴。一方、アイリッシュ・ウィスキーはピートを使わずに乾燥させるため、スモーキーフレーバーがつかず、3回蒸留されることにより、よりまろやかで軽い味わいが特徴となっている。ジェムソン(Jameson)やブッシュミルズ(Bushmills)などが有名。
その他にも、アイリッシュ・ウィスキーにフレッシュ・クリームを配合して、甘く濃厚な味わいが人気のベイリーズ(Bailey's Original
Irish Cream)や、ハーブとウィスキーの健康的(?)なリキュール、アイリッシュ・ミスト(Irish
Mist)などもある。
アイルランドの飲酒文化にもっと親しみたいなら
●ソローンチェ!(アイルランド語で「乾杯」)@ワールドダイアリー
●パブの話@ワールドダイアリー
●英語圏の居酒屋“パブ”を120%楽しむ方法@カルチャーカフェ
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Q2
アイルランド料理はポテト料理しかない?
Are there any other Irish dishes besides potato dishes? |
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ポテト料理もいろいろあれど…
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農業国アイルランドでは、自分の畑で穫れたジャガイモやキャベツ、穀物類、また自分の家で飼育している豚や羊といった家畜類を使って料理をするのが基本的。主食はジャガイモで、ゆでる・焼く・揚げる・マッシュするなど、調理法は変われど毎日のように食卓に登場する。ただし、このジャガイモの種類も100種類近くあるというのだから、「たかがジャガイモ」と見くびってはいけない。
四方を海に囲まれた島国アイルランドは漁業国でもあり、新鮮なシーフードも絶品。サーモン、カキ、タラ、サバ、シタビラメ、マス、ニシン、テナガエビなど日本でもおなじみの食材が手に入る。
肉料理はベーコン、ハムの人気が高く、コーンビーフも実はアイルランド生まれだ。ビーフやラムもよく用いられる。また、アイリッシュ・フルブレックファストになくてはならないのが、ブラックプディングとホワイトプディング。プディングと名はつくものの、実はソーセージのこと。ブラックプディングには豚の血とオートミールなどの穀物が、ホワイトプディングには普通のソーセージには使わない部分の豚肉と穀物が入っている。
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アイルランド料理は家庭料理が基本
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近年のアイルランドにおける好景気や、お隣イギリスでのヌーベル・キュイジーヌ(フランスやイタリアの影響を受けた新しいイギリス料理)・ブームが飛び火したおかげで、アイリッシュ・シチュー(Irish
stew=ラムとジャガイモを煮込んだ肉じゃが風料理)やコルカノン(Colcannon=クリームコロッケの中味のようなジャガイモ料理)といった伝統料理だけでなく、パスタやフレンチ・ソースを使った“モダン・アイリッシュ”料理も人気だ。
アイルランド料理の世界を堪能したいなら
●パンとスコーン@ワールドダイアリー
●Nayomu's
Irish Restaurant
●FoodIreland.com
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Q3 スポーツの話題でアイルランドの名前を聞かないけれど、あまり盛んじゃないの?
We seldom hear about Irish sports teams. Do Irish people play
sports? |
実は、アイルランドはスポーツ好きにはたまらない国。土日ともなると、テレビ番組はサッカー、ラグビー、F1レース、テニス・・・と、スポーツ中継のオンパレードになるという。特に盛んなスポーツはサッカーやラグビーで、サッカーではアイルランド共和国チームと北アイルランドチームという別々の代表チームで戦うが、ラグビーでは南北の壁を超えた合同チームとなっている。
また、アイルランド伝統のスポーツ、ハーリング(Hurling)、ゲーリック・フットボール(Gaelic
football)なども人気。ハーリングはホッケーとラクロスを、またゲーリック・フットボールは、サッカーとラグビーをそれぞれ組み合わせたような球技。ハーリングの原形はケルトの民話や伝説にも残されているが、現在のような形に整ったのは19世紀後半のこと。イギリス支配下で厳しい生活を余儀なくされていた人々が、アイルランド人としての誇りや民族意識を高めようと、ゲール語復興運動とともに伝統スポーツ復興にも力を入れ広めたためだ。
またこれらの球技のほかにも、豊かな自然に恵まれたアイルランドでは、ゴルフや釣り、ハイキング、サイクリング、カヌー、ウィンドサーフィン、乗馬など数々のスポーツが楽しめる。
アイルランドの人気スポーツをチェックしたいなら
●親子でラグビー観戦@ワールドダイアリー
●伝統スポーツ「ハーリング」@ワールドダイアリー
●Football
Association of Ireland
●Setanta.com
─ Home of Irish Sport
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Q4 アイルランドには「ケルトの虎」がいる?
We sometimes hear the word“Celtic Tiger.”Are there any tigers
in Ireland? |
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ケルトの虎の正体は?
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アイルランド人が、自分たちのことを指す呼称に「ケルトの虎(Celtic Tiger)」というものがある。しかし、これは動物の虎をさすわけではなく、好調なアイルランド経済のこと。長い間、貧困にあえいできたアイルランドであったが、EU(European
Union=欧州連合)参加によって、EUの予算が経済状態の悪い国順で、まずアイルランドに投入された。また、在米アイルランド人の票稼ぎのため、自身もアイルランド系アメリカ人であったクリントン前大統領は、積極的にアイルランドへの経済支援を進めた。これらのおかげで、現在のアイルランドは一時期の日本のバブル景気のような好景気に沸いている。そこで、自らをアジアの工業新興国「アジアの虎(Asian
Tiger)」になぞらえて、「ケルトの虎」と呼ぶようになった。
アイルランドの経済成長の裏には、技術力と英語(=世界標準言語)を武器にした外国ハイテク企業の誘致があげられる。IBMやインテル、富士通、といった国際的なエレクトロニクス産業大手企業がアイルランド工場を建設し、多くの雇用を生み出して急速な経済発展を促した。現在ではヨーロッパで販売されているパソコンの約1/3がアイルランド製だという。
また、国民の過半数が35歳以下の若者だということにも注目したい。アイルランド大使館の公式発表によると、1991年の国政調査ではアイルランド人口の約70%が若年層(44%が25歳以下、27%が15歳以下)だった。10年前の記録なので単純に10歳を足しても、国民の大多数が35歳以下という計算になる。少子化と高齢化が進む日本の斜陽経済とは対照的に、経済の担い手となる若年労働者の多さが、この国の強みといえるのではないだろうか。
「ケルトの虎」ぶりを知るには
●アイリッシュ気質@ワールドダイアリー
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