|
「ビールください」ではビールは出てこない。パブでのオーダーの流儀とは
パブのビールは1種類だけじゃない。ビター、スタウト、ラガーなど味も名前も異なる種類がたくさんある。カウンターで注文するときは、日本の居酒屋のように「ビールください」というオーダーでは通じない。パブ独自のルールを知ったうえで、自分好みのビールを満喫したい。
●パブでのオーダーはキャッシュ・オン・デリバリー
パブで飲みものにありつきたければ、自分でカウンターの中にいるバーマン(バーメイド)に注文する。会計は注文したものと引き換えにお金を支払うキャッシュ・オン・デリバリースタイル。チップは置いても置かなくてもOK。都会のパブでは置かない人が増えてきている。飲みものを手にしたら近くのテーブル席に移動するか、そのままバーカウンターで飲んでも構わない。 |
|
●ビールをオーダーするときは種類とサイズを伝えて
ビールをオーダーする際にはまずサイズを選ぶ。グラスは1パイント(568ml)と半パイントの2種類。最初は半パイントでいろいろな味わいを楽しむのも一興。ビールの種類には以下のようなものがある。
| スタウト |
黒ビールのこと。コクがあり、栄養価も高い。アイルランドのギネスが特に有名 |
| ビター |
イギリス独特の生ビール。苦味が強く、常温で出されるのでぬるいが、香りは高い |
| ラガー |
日本の一般的なビールがコレ。軽くてすっきりした味わい |
| ライトエール |
ビターを一度フィルターに通したもの。ビターそのものよりやや軽くなる |
| ピルス |
ラガーの一種でもっとアルコールの強いタイプ。ちびちびやりたいときに |
ドラフト/
パンプビール |
酒樽から汲み上げられたもの。店や季節によって微妙に味が違う |
サイズと自分の好みの種類をあわせて告げると、やっと注文の一杯にありつける。
●ビールにプラスアルファで違ったテイスト
ビールに何かを加えることで新たなテイストのドリンクが誕生する。日本ではあまりみかけない飲み方だが、海外のパブでは一般的。これがなかなかオツな味わい、自分に合ったブレンドをぜひ見つけたい。
| 〜トップ |
好みのビールに少量のレモネードをまぜる。味がまろやかに |
| ラガー&ライム |
ラガーにライムシロップをプラスしたもの |
| ライト&ビター |
パイントグラスの半分にビター、好みでビンのライトエールを加える |
| シャンディ |
半分レモネード&半分ラガーまたはビターを加える |
ビン入りのレモンビールやオレンジビールなどフルーツテイストのビールもあり、こちらは甘めで女性に人気が高い。その他のアルコールとしては、ウイスキーやワイン、スピリッツ類が揃っている。
 |
| Guiness Limited |
|
●多人数で行ったら順番に支払う「ラウンド」スタイルで
大勢のグループで行った場合、1人がグループ全員分のドリンクを買って、飲み終わったらまた別の人が全員分のドリンクを順番に買いに行く‘ラウンド’と呼ばれる方法が一般的。ひと周りすれば全員が公平に払ったことになるが、5人以上になるとかなりの量を飲むことになり体力も必要だ。ワリカンを提案してもいいが、こちらは“Go
to Dutch”といって、締まり屋のオランダ人になぞらえた「セコイやり方」といわれてしまうことも。また、日本人にありがちなのが自分の分だけ買ってきて、周囲に気遣いのない人。ひとりだけ買いにいくのは確実にひんしゅくをかうので気をつけたい。 |
|