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   Page1から5まで、5つの切り口からレポート!

在米アントレプレナーが語る
英語力アップへの道

Improve Your English
An Entrepreneur in America Tells You How

どうしてもアメリカで学位をとりたかった理由

米国に住み始めてはや12年。今週は、日本で生まれ育ち、大学も就職もすべて日本で済ませてからの決して早くない渡米経験者である起業家(アントレプレナー)の矢部直実さんが語る「英語力アップへの道」を特集。彼女の渡米理由は、「どうしても米国の大学院で勉強して、学位が欲しかったから」。現在はアメリカの各種リサーチ・ビジネス代行を手掛けるアシスティの代表としてロサンゼルス近郊で活躍中だ。

・Page1:どうしてもアメリカで学位をとりたかった理由
Page2:英語と私−日本編
Page3:英語と私−ニューヨーク市立大学院編(MBA)
Page4:英語と私−マサチューセッツ州立大学院編
Page5:英語と私−社会人編(永住権を得て起業へ)

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本物の雪が降る寒いニューヨークのクリスマスシーズン
 
どうしても米国の大学院で勉強して、学位が欲しかった。その熱意の源は日本で社会人になって初めて感じた男女差別。たぶんこれは私だけに限った体験ではないだろう。大学まではずっと共学できて男女差別という体験をしなかった。だからよけいに社会人になってから受けた男女差別のショックは大きい。特に金融機関だったので、女性だけ制服で、扱いは入社時から別。制服は実際には便利だったが、「なぜ女性だけ?」という疑問をいつも感じていた。学生だったら、そんなことはなかったのに、と。結局、私はいわゆるキャリア志向だったのだ。アメリカの大学院では当初の念願が叶って、無事にふたつの修士課程を修了。日米両国で仕事をした後に、自ら米国で起業した現在の仕事にはやりがいを感じている。

アメリカの大学院卒業後は、ニューヨークの金融業界へ。当時はすでに日本のバブル経済崩壊後で、就職した会社も後に倒産するほど経営状態が悪く、レイオフされることに。当時はそれなりにショックを受けたが、これがその後の自分のキャリアを真剣に考えるキッカケとなったので、今では貴重な体験だったと思っている。ウォール街に見切りをつける決心が固まったので、その後はカリフォルニアへ移転。 

同じアメリカでも東海岸と西海岸では、環境も文化も随分違う。実際住んでみて感じることだが、東海岸を代表するニューヨーカーと、西海岸を代表するカリフォルニアンとは、かなりライバル意識が強いのだ。どちらも「自分の土地が一番だ!」と思っているような発言をよくする。おそらく私が本来どちらにも属さない外国人だから、相手の土地の非難を安心して言えるのだろう。会話がそんな展開になったら、私はどちらにも味方せず「Yes, it's different.(本当に違いますね。)」と、答えるようにしている。両海岸に住んだ経験から、どちらの土地にも良い点と不便な点があると思うからだ。 

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雪のない暖かな南カリフォルニアのクリスマスシーズン
さて新地カリフォルニアでは、特許事務所に就職。過去の経験を活かしつつ新しいことにもトライできたので、3年ほどは集中して取り組むことができたが、段々と「年に一度、家族や友人に会うために有給休暇を取って日本を訪ねる」という出稼ぎのような生活パターンに疑問を感じるようになった。「何のためにふたつも大学院にいったのか?」「どうして私に永住権が当たったのか?」「米国に住む日本人として、両国に対してやるべきことは何か?」「一人でアメリカで生活することに何の意味があるのか?」。渡米10年間に蓄積されたこんな疑問を抱えながら、しばらくは仕事をしながら次のステップを模索する状態が続いたが、その後しばらくして疑問の答を「独立起業」することに見出し、現在に至っている。





矢部 直実(Naomi  Yabe)

東京都出身。東京都立大学経済学部卒。日本の大手証券会社国際部に勤務後、米国に留学。ニューヨーク市立大学大学院 (International Marketing専攻のMBA)とマサチューセッツ州立大学大学院(Bilingual Education専攻のMA)で、それぞれ修士課程を修了。卒業後はニューヨークの金融業界に勤務。通算7年間東海岸に居住後、西海岸に転居。カリフォルニア州にて特許事務所に勤務。在米10年をこえる経験をもとに、カリフォルニア州オレンジカウンティ内にAssisty(アシスティ)を設立。




●Language Box●
男女差別:sexual discrimination
制服: uniform
金融界: financial field
レイオフ: layoff (一時的な解雇)
特許事務所: patent office
有給休暇: paid holiday

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 Page2は、「英語と私−日本編」