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'83年に『アナザー・カントリー』でデビュー、日本でも「アナ・カン」「美青年」ブームを巻き起こしたルパート・エベレット。その不可侵の美貌が災いしてしばらくは退廃的な役ばかりまわってきたが、'90年代に入って個性的な諸役を獲得。ジュリア・ロバーツのゲイの友人を演じた『ベスト・フレンズ・ウェディング』('97)で一気に花開いた。親友(マドンナ)との「一夜限りの関係」でできてしまった子供を育てるイギリス人を演じた新作『2番目に幸せなこと』(公開中)では前半を飄々と、後半はシリアスに熱演している。
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『2番目に幸せなこと』
(上映中、ブエナビスタ)
©2000 BY LAKESHORE ENTERTAINMENT CORP. AND PARAMOUNT PICTURES.
ALL RIGHTS RESERVED. |
そのルパートが、6月9日に来日記者会見。かわいい刺繍入りのズボンをはいた長身の彼、「マドンナが妊娠中で来られなくてごめんね」など、ところどころで気遣いを見せる。以前はさぞや繊細なタイプだっただろうが、41歳の今は堂々として言葉も明瞭、もちろんうっとりするようなイギリス英語である。「以前は憂鬱な役が多かったが、年とともにそれだけではいられなくなる。コメディなども楽しめるようになったんだ」。
「ゲイとしてカムアウトしたことがよかったのか」という「?」な質問には、「自分はカムアウトしたという意識はないし、カソリックだとかユダヤ教だとかゲイだとかっていう類いの話は退屈」とぴしゃり。おかしかったのが、「わがままなマドンナとの共演はどうだった?」への答え。
"Well, everyone in the cinema is self-centered. Everyone
is self-obsessed, everyone is Diva. She's a big one, so am I. So
we had kind of an equal footing".
彼も「ディーバ」なんですね。ところで数年前、彼がロンドンで主演した舞台(The Milk Train Doesn't
Stop Here Anymore)で、摩訶不思議な歌舞伎を演じているシーンがあったのだけど・・・。「あれを見た日本人の友人からは『衣装も演技も間違ってるぞ』と指摘されたけど、歌舞伎は好き。日本人の礼儀正しさも好きさ」と、日本文化への関心も語っておりました。個性派俳優としてハリウッドで確固たる地位
を築く一方で、オスカー・ワイルドの『理想の結婚』などイギリスものへの出演も惜しまない彼。そのバランス感覚で、今後もいい作品に巡り合ってほしい。
おすすめVIDEO
◆『ベスト・フレンズ・ウェディング』
(ジュリア・ロバーツはルパートのおかげで復活した、といっても過言ではないくらいの好助演。この作品でミュージカルづいたか、ルパートは『2番目〜』でも歌を歌ってる)。
◆『理想の結婚』
(ワイルドはこの人のために戯曲を書いた!と思わせるほどのはまり役。"Fashion is what one
wears oneself. What is unfashionable is what other people
wear".の台詞に説得力。 |
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