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「もはや、かつてアガサ・クリスティーが描いたミス・マープルのようなのんびりとした独身の老婦人のキャラクターは無理。今の時代は自立する女性こそ、等身大のキャラクターなんです」と『女性探偵たちの履歴書(プロフィール)』の著者・大津波悦子さん。魅力的なキャラクターこそ、今後の女性探偵ものの要と指摘する。
「シカゴ出身で、弁護士から探偵に転身し、空手の達人で男性もうなる美人のヴィクは、自分の主人は自分という信条を持っています。スーパーウーマンの登場ですが、孤独だが自由な生活を女性が享受してもいいのだという意味で、シングル女性に与えた勇気は計り知れないものがありますね」。
ヴィクはスーパーウーマンだが案外お人好し。友人や隣人から頼まれると嫌と言えずに、いつのまにか事件の渦中に入ってしまうという人間味のあるキャラクターも憎めない。
また検屍官ケイ・スカーペッタシリーズの魅力を、大津波さんは「キャラクターもさることながら、ストーリーとしての面白みは格別。エンターティナー小説としての役割も大きい」と小説そのものを評価する。
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警告検屍官シリーズ最高作と言われる第10作目。連続殺人の謎を追ってケイはヨーロッパへ
・・・。講談社文庫 |