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映像翻訳者になるためには………
今週の特集では字幕映像の現場で活躍する現役の翻訳家3人に登場してもらい、それぞれのプロフィール、そして手がけた作品における翻訳の苦労などについて語ってもらった。「狭き門」といわれる字幕映像の世界。しかしそれでも目指す人は年々増え続けている。では字幕映像を目指す人にとって、何が必要なのだろうか。そこで林さん、関さん、堀上さんからそれぞれ、アドバイスをいただいた。三人それぞれの経験からにじみ出た貴重な言葉の数々だ。
●何よりも映画が好きであること
「英語が好きよりも、映画そのものが好きでなければ、劇場字幕映像の世界で生きられない」(林完治さん)。
●どのジャンルにも対応できる幅広い知識を持つこと
「字幕翻訳の依頼は、突然電話が来て"すぐかかってくれ"というようなものが多いんです。おまけにどの分野のものがくるかわからない。ひと月のうちに物理学者スティーブン・ホーキングのドキュメンタリーをやって、ディズニーの『バンビ』をやって、アクション映画をやって・・・なんてときもありました。よく、周りを敵に囲まれたボクサーみたいだな、と思うんですよ。どこからパンチがとんできても打ち返さなきゃならない、という意味で。そのためには普段からいろいろなものに興味を持つことが大切ですね」(関美冬さん)
●「正しい訳」にこだわりすぎないこと(アニメやコメディの翻訳に関して)
「アニメやコメディの場合は、時として原語から離れた自由な発想が必要になります。いくら正しい訳であっても、お客さんを考えさせてしまうような、難解な訳はご法度です。翻訳中は、自分の訳を客観的に見ることが難しいので、「よし、これでぴったりだ!」と思うギャグを思いつき、悦に入って訳していても、放送された作品を見ると、何だか、寒〜いギャグにしか感じられなくて、赤面
することもあります。ギャグといえども、冷静に、熟考の上、翻訳しなければいけませんね」(堀上香さん)
●英語以外の語学も積極的に勉強すること
さらに関さんは次のことを勧めてくれた。「できればもう一つ外国語を学んでおくと潰しが効きます。今だったらスペイン語がいいかな」
●日本語の表現方法を磨くこと
そして掘上さんは役に立つ忠告も。
「字幕は字数が制限されているので、トレーニングのために俳句をやっておいたほうがいいかもしれません」。
実際に現場で活躍する先輩のアドバイス。あなたの心にどのように響いただろうか。
最後に、映像翻訳に特化したスクールと試験をご紹介しよう。
◆スクール
※バベル
※日本映像翻訳アカデミー
◆試験
※バベル・プロフェッショナル・ランゲージ検定
プロとしての翻訳スキルと国際ビジネスで通用する英文作成能力を測定。試験は翻訳能力検定と英文ライティング検定の2種類があり、いずれかを選んで受験。フィクション、ノンフィクション、コンピュータ、法律、映像などのジャンルがあり併願受験も可能。郵送された問題を自宅で解き返送する。評価は1〜5級。
問い合わせ:バベル・プロフェッショナル・ランゲージ検定運営委員会
TEL:03-5530-2205
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