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ジャズ・ピアニスト Sayaさん
Jazz Pianist: Saya

Ryota Mitsunaga

海外で成功する秘訣は、自分を見失わずに、環境に適応する能力があること

音大での専攻である声楽から一転、ジャズ・ピアニストを目指し、アメリカの大学院へ留学、現在ではアメリカを拠点に、日本でもライブ活動を行っているSayaさん。大学院留学時代の苦労話、Saya流英語学習法や、日米の観客の印象などなど、たっぷり語っていただいた。

音楽を始められたきっかけは何ですか?
小さい頃、ピアノにすごく興味を示したらしいんですね、自分は覚えてないんですけど。それで、近所のピアノ教室のようなところに通い始めました。途中、レッスンが嫌になって辞めたりもしましたけど、基本的には、小さい頃から音楽というもの全般に興味がありました。

学生時代は音楽からまったく離れていて、陸上やスポーツに熱中していました。でも、高校2年のとき、ふと、「私は16年も生きてきて、何も極めてない…」と思ったんです。今思うと、若いのにしっかりしてたな、と思いますが(笑)。何かひとつ極めよう、という思いから、進学するにしても専攻は、自分の将来に直接つながるものにしたかったんです。でも、スポーツは選手としての寿命が短いし、勝ち負けがはっきりしているものよりも、音楽の方が自分に合ってるかな、と。で、慌てて高校3年生の時に音大の受験勉強をスタート、猛勉強して滑り込みセーフ! という感じで合格しました。


日本の音大での専攻は声楽だったんですよね?
音大受験を決めたとき、ピアノ科は、はっきり言って絶対無理、と言われたんですね、決意したのが遅すぎて。ピアノ科の試験は、課題曲が5曲ほどあり、それをずっと練習して、試験当日その中の1曲を弾く、というものなんですが、練習時間もなかったので…。そういう事情と、歌もすごく好きだったので、声楽で受験しました。とりあえず音大に入りたかったんです。入ってしまえば、色々なレッスンも受けられるし。


ジャズ・ピアノを始めたきっかけは?
アルバム「Beautiful day」
元々ピアノがやりたかったのですが、クラシック・ピアノのように、決められたものを譜面通りにそのまま弾くというのが、性格に合わなくて(笑)。即興の方が自分に合ってる、と気づいて、徐々にジャズに興味を持つようになりました。
音大にいた当時から、クラシックのピアノや声楽家としてずっとやっていくのは何か違うな、と思い、ジャズ・ピアノをやり始めたら、自由でいたい自分に合ってました。


その後、アメリカのロヨラ大学大学院に留学されたそうですね。
そうなんです。生のジャズを聴いてみよう、と一人旅で、観光旅行にアメリカのニューオリンズに行ったんです。そのとき、ロヨラ大学で奨学金オーディションをやっていて、「弾いてみる?」と言われたので、弾いてみたら、合格してしまって。「もっと勉強したかったら来て良いよ」、と言われました。

当時、大学3年生で、真剣に進路を考えていたときだったんですね。「私は、このまま、音楽教室のピアノの先生になるのかな」とか(笑)。当時、ホテルのラウンジでピアノを弾いていたんですが、ステップ・アップしたいな、と思っていたこともあったし。アメリカはジャズの本場だし、真剣にやれば何か道が開けるかもと、留学を決意しました。
あと1年日本の大学が残っていたので、日本での卒業を待ち、その年の9月には大学院に留学しました。


最初のアメリカの印象は?
すべてが大きかった。食べ物も(笑)。同じマクドナルドでも日本にある小さいサイズがないんです(笑)。私の居たニューオリンズは、毎日が音楽と美味しい食べ物とパーティー、という街で、遊び呆けて、明るいな、という印象でした。
それと、道端で演奏している小さな子どもの演奏が上手くてびっくり。さすがアメリカはストリート・ミュージシャンのレベルが高いなと。もちろん、下手な人もいっぱいいましたけど(笑)。これは、私も頑張らないと、と思いましたよ。


アメリカで暮らし始めて、びっくりしたことはありますか?
襲われた!(笑)ATMでお金を出そうとしているときに、ピストルらしきものをつきつけられて、「金を出せ!」と…。強盗みたいなものですね。でも、結局その人は捕まって無事だったんですけど。日本ではそういうことゼロに近いですよね。
確かに私が住んでいたところは、治安の悪い街だったんですが、私はジャズ・ピアノを勉強するという目的があったので、ある程度の覚悟はしていました。そのときは、もう何年か住んで慣れていたので、本当に、うっかりしてましたね。その後は、さらに気を引き締めて気をつけるようになりました。

あとは自転車を何度も盗まれました。どんなに電柱にチェーンできつく括りつけていても、サドルだけ、タイヤだけ持って行かれるんです。車も、何回かタイヤを盗まれたり。そういうときは、日本が恋しいな、と思います(笑)。


アメリカで暮らすことを決意したのは何故ですか?
アメリカに到着してすぐ、「あ、ここは私の場所だ」と思ったんです。自分らしく居られる、ノーと言える、いい子でいなくていい、と。日本だと周りに合わせないといけない、というのがありますが、アメリカではそんなことないんです。私は、小学校の頃から、自分の意見をはっきり持っていたので、日本では暮らしづらいな、というのは、子どもながらに感じていました。違うと思ったら先生に「違うと思います」といってしまう子だったので(笑)、アメリカに行ったら、すごく居心地が良かったです。


英語では苦労されましたか? またどのように勉強されましたか?
実は、日本にいるときから、漠然と「将来はアメリカに行きたい」と思っていたので、自分で英語の勉強はしていました。家にイギリス人女性がホームステイしていたこともあり、最初はイギリス英語中心だったのですが、イギリス英語とアメリカ英語って微妙に違うじゃないですか。特に、ニューオリンズは南部訛りがあるので、最初はわからなかったけど、徐々に慣れました。でも、基本的に日本で大体のことは聴いたり話せるようになっていたので、あまり苦労はしませんでした。
でも、歴史の授業なんかは聞き取れず、最初は、テープレコーダーに授業を録音し、家でそれを全部書き取って、という作業をしていました。そのうち、アメリカ人の友達が、私のノートはまとまってるから、とコピーしたがるようになりましたけど(笑)

歴史の授業は、アメリカ人ですらついていけず、落第する人もいた授業だったので、大変でしたね。奨学金で留学してたので、成績が一定以下に落ちると、奨学金が止められるんです。私の場合、歴史などはピアノには直接必要なかったんですが、ピアノを続けるために必死で勉強しました。その時は回り道をしているなと思うことも有りましたが、今では、そういう勉強も良い経験だったと思います。

留学前はTOEFLの勉強を必死でしました。奨学金をもらえるとは言え、大学院に留学するには、TOEFLのスコアが一定以上必要になるんです。大体600点程度ですが、最初にTOEFLを受験したとき、すごくスコアが低くて、これじゃ奨学金もらえても、入れてもらえないと思い、必死でTOEFL対策の勉強をしました。
結局、600弱はTOEFL取れました。ただ、私の目的は、あくまでピアノを学ぶことで、そういう最終的な目標のための手段ということで、TOEFLの勉強も頑張れたんだと思います。

英語は、リスニングから入ったので、読み書きの方がどちらかと言えば苦手ですね。クラッシックは、目で音符を追いますが、ジャズ・ピアノは耳で覚えるんです。英語はジャズピアノと平行してやっていたので、聴き取れないというのはあまりありませんでした。スラングは最初はわからなかったですけど。
あと、ミュージシャン同士だと、音楽という共通点があるので、通じてしまいますよね。


オススメの英語勉強法があれば教えていただけますか?
アメリカは、車社会なので、日本のように通勤時間に本を読んだりすることはあまりないんです。そこで、車の中で聴けるオーディオ・ブックというものがあるのですが、これはベストセラー本や小説などを朗読したものがCDやMP3で手に入るんです。本を読む時間がない人は、結構活用していますよ。自分の興味のある本のオーディオ・ブックを買って勉強すると楽しいのでは? ただ教材を聞くと言うより、面白いと思います。小説とか、有名どころの本はほとんどでてますよ。

・オーディブル・ドットコム(オンラインでダウンロードもできる)
http://www.audible.com/


今、多くの日本人ミュージシャンが世界で活躍していますが、ミュージシャンに限らず、海外でやっていける人の条件みたいなものを何か感じることはありますか?
自分を見失わずに、環境に適応する能力がある人でしょうか。自分を変えてその環境に入って行こうとするのではなく、「自分は自分」というスタンスをきちんと持ったまま、そこに入っていくことが必要だと思います。例えば、私はブラック・ミュージックのバンドに入りましたが、彼らを真似て髪の毛をドレッドにする必要はないし、でも彼らの文化は尊重するべき。

あとは、コミュニケーション能力と、自分の意見をはっきり言うことですね。日本だと、自分の意見を言わない方が良いこともありますが、海外、特にアメリカでは、ただ意見のない人だと思われるので、「YES」「NO」をはっきり提示する必要があると思います。

注意して欲しいのは、周りに合わせることに慣れている人は、流されまくってしまう可能性があるということ。自分の人生を自分でコントロール出来ない場合、他人や環境がコントロールしてしまうのは、世界中どこでもそうだと思います。でも、特にアメリカだと、自分の意志がはっきりしていないと、どんどん流されてしまいます。


日本とアメリカで、観客のノリなど、何か違いを感じることはありますか?
日本人は、よくいえば真剣に、言い方を変えれば、おとなしく聴いていることが多いですね。アメリカ人は、反応が早い反面、すぐうるさくなったりします。でも、そこまで違いは感じないかな。日本人のお客さんにはより丁寧に曲の説明などをするくらいですね。
最初、アメリカのお客さん慣れていたとき、「日本のお客さんがおとなしいのは、もしかして私の演奏がまずいから?」と思ったりもしましたが(笑)、今では、彼らなりに真剣に聴いてくれているとわかりました。


アメリカの好きなところ、日本の好きなところをそれぞれ教えてください。
アメリカの好きなところは、やはり自分らしくいられるところですね。

日本の好きなところは、まず、仲良くなるのに時間がかかるけど、信頼関係ができるとすごく親しくなれる。あとは、ちょっと話が変わりますが、日本の化粧品はやっぱりいいですよ(笑)! シャンプーとか、化粧水とか、日本人女性に合うようにできてるな、って。ほら、アメリカの女性って肌がぼろぼろじゃないですか。あまりお化粧しないし、シミができても気にしない。美白とかないんですよ。「より白く!」なんて言ったら、人種差別? と言われるんじゃないでしょうか。
アメリカ留学中に一度帰国したら、日本人の友達に、「シミだらけ!」と言われたこともあります。当時はお化粧もしないで毎日歩き回ってましたから。女性で留学する人は、そういう美容面をちょっと気をつけた方がいいかもしれないですね。


どんなときに、音楽を作るインスピレーションが湧きますか?
作曲しようと思ってないとき。やらなきゃいけないときにすぐ曲が作れると良いんですが(笑)。なので、ドライブしてる時などリラックスしてるときが多いですね。で、携帯のボイスメールに残しておきます。


尊敬するミュージシャンは誰ですか?
ずっと一緒に演奏活動をしていたネヴィル・ブラザーズですね。何年も一緒に過ごしたので、学んだことは多い。ミュージシャンとして、人間として尊敬しています。彼らの人間味が音楽にも出てるので、人間としても尊敬できるし、謙虚な姿を見て、私もこんな風にならないと、と思います。


休みの日には何をして過ごすことが多いですか?
ジムに行っています。あと、私が住んでいるサンフランシスコの近くには、ワインの産地があり、カリフォルニアワインは主にそこで作られているんです。そこに、テイスティングができる場所があるので、そこへ行って一杯飲んだり。そんな感じですね。

でも、私にとって音楽は趣味でもあり、趣味の延長でキャリアになってる感じなので、辛いと言えば辛いですね。休日と仕事の境目がない。今後の課題は、自分なりに区切りをつけられるようにすることですね。


座右の銘は?
「Now is the time.(今がそのとき)」ですね。
アメリカに行くときも、「準備をしてからの方が良いかな」と一瞬思いもしましたが、やはりあの時に勢いで行って良かったな、と。今でもなるべく、やろうと思ったことはダメもとでもすぐにやろうと思っています。
留学を考えている人へのメッセージは、何事も遅すぎるということはないと思いますが、世界を見るという意味では、英語が出来るようになってから、とか2年後、とか思ってるよりは、行ってみて学ぶことは多い。なので、行きたいなら行った方がいいですよ、行ってみないとわからないことは本当に多い。「行ったらどうなるんだろう」という不安を抱くのは無駄だと思います。


今後の活動についてお聞かせください。
日本とアメリカだけでなく、ヨーロッパにもアジアにも進出して、グローバルな演奏活動をやりたいです。今、私のCDが韓国やマレーシアでリリースされているんですが、たまに感想などのメールをいただくんですね。そうすると、自分の部屋で作った曲が、世界に飛んでいってくれるのが不思議な気分であると同時に、すごいな、嬉しいなと思います。

私には、目標が2つあるんです。一つは形として目に見えるもの、例えばグラミー賞などで功績を残したい。
もう一つは、目に見えない目標なんですけど、私の音楽を通して、自分の中から出てくる元気なスピリットを多くの人に伝えたい、ということです。

Ryota MitsunagaSaya(さや)さん

サンフランシスコ在住のピアニスト、作曲家、サウンド・クリエーター。1991年ニューオリンズ観光中に飛び入りで受けたロヨラ大学の奨学金オーディションに合格し、翌年より特待生として単身渡米する。卒業後もアメリカにとどまり演奏活動を続ける間に、グラミー賞受賞歌手アーロン・ネヴィルのピアニストに抜擢され、彼のグループ「ネヴィル・ブラザーズ」に初の女性メンバーとして参加。2年以上にわたるグループでの全米ツアーなどの活動後、彼らの自由な音楽への姿勢にも刺激され、自分の音楽を追求することを決意。1999年にバンドを去り、カリフォルニア・サンフランシスコへ拠点を移して自己の演奏活動を開始する。
自主制作していた2枚のアルバム「Simple Poem」、「Destination Faraway」が日本のプロデューサーの目にとまり、2001年にポニーキャニオン(Leafage Jazz)からアルバム「Dance Your Heart / ダンス・ユア・ハート」で日本デビュー。

Sayaさんのサイトはこちら↓
http://www.saya.com


saya Saya 4th Album「Bloom」
(税込 \2,940)

デビュー3年、Sayaが日米でライヴ・パフォーマンスを重ね、その中で気心の知れたメンバーと大切に育ててきた楽曲を中心にレコーディングされた「Bloom」。
前作までは「アコースティック・ピアノ・トリオ」にこだわりつづけたSayaが、今作ではピアノとともに、ささやくようなスキャットを聞かせたり、ビートルズやカーペンターズなど、誰からも愛される名曲を、Sayaの優しくつつみこむようなピアノと、アダルト仕様のアレンジで迫る。

「Bloom」を買う


7月14日(水) 東京・渋谷JZ Brat「Bloom」発売記念ライヴ
7月19日(月) 名古屋・スターアイズ
8月22日(日) 名古屋・八事興正寺「アジアの女神達」
9月13日(月) 東京・目黒ブルースアレイジャパン「Sayaライヴ」
9月15日(水) 東京・目黒ブルースアレイジャパン「アジアの女神達」
9月16日(木)  東京・目黒ブルースアレイジャパン「Sayaライヴ」

問い合わせ:サニーサイド・ミュージック 0533-72-6802

 

 

 


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