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第一回目の今日は「私の中の海外志向」 |
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Q.今年3月に発売された「世界の子どもたちは いま シリーズ第1期」はどういう本ですか?
A.基本的には、小学生と先生に読んでいただくための、子ども図鑑です。今年2月に発行されたのが、第1期の企画で全8冊。アメリカ、フランス、ブラジル、中国、韓国、インド、タイ、ケニアの8カ国を選んでいます。各国ごとに、10歳前後の男の子と女の子モデルを選び、その子の日常を通して学校生活、家庭生活、地域生活を理解していただけるようにとの考えで作成しています。写真がメインの図鑑ですから、学校と子どもの家族からは多大な協力を得ました。
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Q.アメリカの小学校の時間割や、子どものかばんの中身、なんていうのが載っていてたのしいですよね。
A.例えば中国の子どもたちの場合ですが、毎日何キロかの、ジョーダンじゃなく(!)とっても重いカバンを背負って毎日登校しているのには驚きました。その日の時間割にない科目の教科書でも、すべてカバンの中にあるんです。日々、足腰が鍛錬されていますよね。その分、忘れ物もないからいいのかもしれないけど。
また、アメリカの学校もそうだったのですが、先進国であっても、意外に教科書は「私物ではない」国が多いのかもしれない。ノルウェーもそうでした。学校からというのか、先輩から後輩に伝達されていくお守りみたいな役割というか。
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Q.どういうきっかけでこの本を出版することになったんですか?
A.以前、私は『アジアで働く法』という著書を、学研より出版しました。香港、シンガポール、台湾、北京で働いている日本人女性を取材した本なんですが、その時の編集長からの、ほとんど突然の打診からスタートしたんです。ここで、いきなり脱線していいですか、自分の話なんですけど(笑)。
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Q.は、はい。どうぞ。
A.そもそも私は、遺伝的なのか環境からか、まぁ、双方のファクターがあるんでしょうが、物心ついたころから、海外志向が亡霊のように自分にくっついていたみたいなんです。それは、日本人である自分に対するいくばくかの違和感、というか。で、10年以上前に飛び出した先が中国。1986年から北京や大連の大学に留学をしたわけです。その後は、中国語圏というかアジア各地に、仕事と遊び!を通じて、そこそこネットワークを広げていました。とはいえ、今回の仕事は「“世界”の子どもたちはいま」の案件でしたので、アジアから世界へと大きく対象が広がり、少なからず戸惑いました。
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Q.けれど、この仕事を引き受けた・・・。
A.そう、それはなんとかなるかなと、楽観する部分もあって。私の会社名は(株)ケイ・ユニバーサルプランニングです。そもそも、アジアだけに興味があったわけではない。かっこよく言えば、時代の流れの預言的な国へ行きたくて、80年代だったからこそ行き先を中国にしたんです。人生の博打、賭けだったわけです。好きであるという理由だけで中国を選んだわけじゃない。「アジアに強い」とのレッテルをはられたくなくてもがいていた時期でもあったから、私と会社にとっては可能性が広がるお話でした。また、私の周辺は、世界中を仕事半分遊び半分で出歩いている人たちが多いんです。類は友を呼ぶんですね。それで「私の友達の友達なら、知り合いになれるかな? 誰か頼りになる人を見つけられるハズ」なんて気軽に考えて引き受けました。
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Q.シリーズ第2段は2001年1月発刊予定とか。16カ国の小学校の取材で苦労したこと、楽しかったことはなんですか?
A.今、第2期の8カ国をやっている最中なのですが、まず、最初の第1期は、どんな図鑑にするか、全体像をイメージしながら雛形を創っていく過程に最も精力を注ぎました。影も形もないところからのスタートでしたので。75項目のアンケートも、子どもたちにやってもらっているのですが、その作成にしてもイメージをフル回転させました。ただ、この質問内容を国によっては微妙に変えるべきだってことは、まるで気づきませんでした。たとえば、アメリカ(NY)では「両親にたたかれますか」という質問は、子どもたちにはできないんです。現地コーディネーターから言われるまではわからなかったことなんですが。今年進行中のノルウェーでも同様の質問はできません。
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Q.社会的背景から?
A.両親が子どもに危害を与えるのは、一種の暴力として法的に犯罪にあたります。親の暴力を隠している子どもたちが当然いるだろうから、アンケートによりその事実が発掘できるのかもしれませんけど、でも「あなたの両親は違法行為をしてますか?」という誘導尋問を、子どもに強いることにもなりますよね。あと、いじめの質問についても「日本人がイメージする陰湿な、いわゆるいじめ問題はない」と、現地から言われました。
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河添恵子:プロフィール
1963年 千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、1986年より、北京外国語学院、遼寧師範大学(大連)へ留学。1993年、起業と同時期より、作家活動をスタート。テレビ出演(NHK・テレビ朝日・TBS・フジなど)も多数。1998年4月
テレビ朝日の報道系番組のレギュラーキャスターにも抜擢される。TBSの『新サンデーモーニング』などでコメンテーターとして出演。現在は『論争』(東洋経済新報社)で"世の中鑑定"を連載中。主な著書に『アジア企業
in JAPAN』(PHP研究所)『中国マフィア伝』(イーストプレス)翻訳と監修など。株式会社ケイ・ユニバーサルプランニング代表取締役。
株式会社ケイ・ユニバーサルプランニングの主な業務内容
1) ボーダレス出版(世界20カ国と外注体制を組んでの出版事業)部門
2)企画本制作(企画・取材・執筆・編集)部門
3)メディアミックス及びPR部門
99年度後半から現在、進行中の主な作業
1)『世界の子どもたちはいま』第1弾シリーズ制作(アメリカ・中国・韓国・フランス・インド・タイ・ブラジル・ケニア)発刊。
2)同プロジェクトの第2弾(ロシア・オーストラリア・スペイン・ノルウェー・オマーン・マレーシア・ベトナム・ペルーを進行中)
主なプロデュース本には『自立できない国 日本』(櫻井よしこ・金美齢)『台湾』 (トラベルジャーナル)『時事中国語ハンドブック』(実務教育出版)など。
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【世界の子どもたちは いま 第1期 全8巻】
アメリカの子どもたち
発 行:株式会社学習研究社
定 価:3,000円/1巻
問い合わせ:株式会社学習研究社 出版営業部
Tel/ 03-3726-8137 |
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