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グローバル・ヴィレッジ代表
サフィア・ミニー氏インタビュー

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サフィア・ミニー氏 (Safia Minney)
富める北と飢える南。世界の貿易不均衡をなくし、健全な国際関係を築こうというフェア・トレード(公平な貿易)運動をすすめているサフィア・ミニーさん。10年前に英国から来日して活動を開始、現在では運動母体であるグローバル・ヴィレッジとともに、フェア・トレード商品を販売する株式会社フェア・トレード・カンパニーを設立、自由が丘にショップもオープンさせている。ミニーさんの多彩な活動を通して、世界のイマを見ることができる一週間のスタート!

第一回目の今日は「フェア・トレードって何?」
  .まず、ミニーさんが進めているフェア・トレードについて説明してください。

.「フェア・トレード」とは、利潤の追求よりも、生産者と消費者の人権や、地域の環境を守ることを重視した貿易のことです。途上国の立場の弱い人々がつくった手づくりの品々を、その人たちが生活できるだけの「公正な」価格で輸入し販売するやり方で、もともとは欧米で30〜40年前から始まった運動でした。一方通行の援助より、対等な立場での貿易を通じて継続的な支援をすることが人々の自立につながる、という考え方から始まっています。

 
 


インドの女性共同組合のスタッフと品質管理の打ち合わせ

.普通の貿易とどこが違うのでしようか。

.フェア・トレードは、ものを売るために始まったビジネスではなく、自立して生活するために仕事の機会を必要としている、生産者のニーズによって生まれたというところが違いますね。ですから、商品は地場の原料を使った、代々伝えられてきた技術を活かした手づくりのものが中心です。例えば、インドの手織り、手刺繍の伝統技術を活かしたスカーフや衣料品、バングラデシュで自生するジュートという麻で編んだバッグ、ケニヤのトロピカル・フルーツのジャムなどですね。今、貿易のパートナーは20カ国、70団体あります。

 

.でも、価格破壊の日本でそうしたプレミア付きの製品を売るのは難しくありませんか。

.今はすこしずつすすめている段階です。私たちのパートナーである生産者さんたちは、農村やスラムに住む女性、少数民族、障害をもつ人々など、途上国の中でも特に立場の弱い人々。こうした人たちが国際貿易に参加できるように、こちらからもいろいろなサポートをしています。例えば、注文があっても材料を買うだけの資金がない生産者さんたちには代金の50%を前払いするとか、日本のマーケットに受け入れられるものを作るために、日本人の好みに合ったデザインをアドバイスしたり、時には生産者団体のデザイン担当者を日本に招いて、日本のマーケットを実際に見てもらうといったこともしています。

 
 
フェア・トレード商品「キオンド・バック」。ケニアの農村の女性たちが麻を編んで作っている。




 
.サフィアさんは英国出身でしたね。わざわざ日本を拠点にした理由は何だったのでしようか。また主宰者として、日本でビジネスを展開する時の難しさ、良さなどありましたら聞かせてください。

.もともと日本文化には興味があったし、何よりアジアの立場から勉強してみたいと思い来日しました。でも、1990年当時の日本には、人権、環境にやさしい商品や情報も少なくフラストレーションがたまり、自分で会社を作ることにしたのです。日本は欧米と比べると、まだまだ環境問題とか貧困問題に対する関心が低いと思います。一方で、商品の品質とかデザインに対する要望の基準がとても高い。ですから、日本の消費者に満足して買ってもらえるような商品を、フェア・トレードで実現させるのはすごく難しいと感じています。

日本の良さは、なんといってもまじめでチーム・ワークがいいということ。フェア・トレード・カンパニー26人のスタッフは、日本人が22人、あとはイギリス人、アメリカ人、メキシコ人と多彩ですが、和気あいあいと楽しくやってますよ。

 


image エコロジー&フェア・トレード商品の通販カタログ
「People Tree」

100ページ・フルカラーの雑誌に、およそ800点の商品が掲載されているほか、環境問題に関するレポートやフェア・トレードの現地生産者紹介など、記事も充実。1冊350円。郵送希望の場合は、送料込み500円分の切手を送付。

〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-16-29-2F
フェアトレードカンパニー カタログ係

 第二回目の明日は「責任を持って物を選ぶということ」