A.そうなんです。ですから1964年にアメリカに赴任した時は、さあ、いよいよ憧れの地にやってきた、という感じでした。その時、29歳。それから7年間アメリカに駐在して、営業の仕事をしたわけですが、当時はソニーも小さな会社で、社員がラジオをかついで売ったりするような世界です。最初はアメリカ英語も分からなくてね。だって、相手が必ず綺麗な英語を話してくれるわけではないし。一度、岩間和夫さん(後のソニー社長・故人)に「彼らはhell
of a jokeとかhell of a Productとか言うが、hellとは何だろう?」と聞かれたことがあるんです。でもhellに意味はない。日本語の「なんたること」の「たる」みたいなものと言えばいいのかな。そんな言葉がたくさんありますよね。