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渡辺謙さん、外国人記者クラブにて記者会見

2006年5月10日(水)、東京・有楽町にある日本外国特派員協会(通称:外国人記者クラブ)で、俳優、渡辺謙さんの記者会見が行われた。

渡辺謙さんは映画『ラスト・サムライ(The Last Samurai)』でアカデミー賞最優秀助演男優賞にノミネートされるなど海外でも注目されており、その後も、『バットマンビギンズ』『SAYURI(Memories of a Geisha)』など次々とハリウッド映画に出演、現在は、クリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙(Letters from Iwo Jima)』を撮影中だ。

今回は、自身がエクセクティブ・プロデューサーと主演を務める新作映画『明日の記憶』(5月13日より公開)のPRも兼ね、記者クラブに登場。

流暢な英語で2分程度スピーチを行った後、より的確に自分の意見を伝えるためにと、日本語で記者からの質問に丁寧に答えていった。この質問の最中にも英語のジョークを交えて、会場をわかしたり、通訳なしでも英語の質問を理解する場面があり、彼の英語の堪能さがうかがいしれた。質問内容は、ハリウッド進出から、日米映画の違い、自身の俳優人生まで、終了予定時刻を30分も延長するほど、たっぷりと語ってくれた。

それでは、一部ですが、渡辺謙さんの会見の模様をどうぞ。(英語は意訳です)


Q. 日米の映画の考え方、捉え方はどんなふうに違いますか?

僕が、ハリウッドというよくわからないエリアで仕事するようになってから感じた一番大きな問題は、作り方の問題よりも、その出来上がった映画をいかにして伝えていくか、ということがあきらかに違う、という気がしたんですね。

それはやっぱり自分たちが作り上げたものを、critics(批評)もメディアも含めて、いかに効果的にインプレッションを与えていくか、驚かしていくか、という、ある意味「プロモーション」が一番違った。「マーケティング」がものすごく違うんだ、ということは確信しました。

我々も日本で作品を作ることには一生懸命になるんですけれども、それをいかにしてお客さんに伝えていくか、「この映画だったらどういうふうに」、「この映画だったらちょっと違う形で」とか、いろんな可能性みたいなものを見いだす、その土壌が(日本では)少し薄かったんではないかと。

ですから映画っていうものを自分たちが誇れる文化として大事にした上で、そういう宣伝をしていく、ということを僕は非常に学んだような気がします。

だから僕は、今回この映画(『明日の記憶』)をプロモーションしているときも、単純にこの映画をたくさん宣伝をして広めようということよりも、一つの川の流れのように、この源流から、そのいろんなダムというか、患者さんであるとか、医療関係であるとか、会社関係であるとか、多岐にわたってその川を広げていきつつ海に流していこう、というプロモーションを今、ここ1ヶ月半くらい続けてきているんです。

I now work in Hollywood and this is of course a place I cannot say that I completely understand yet. But from my experiences working in Hollywood I think the biggest difference I feel between Japan and Hollywood is that the approach taken to conveying [a] new work to audiences is very, very different in the two countries. What I mean by this is that I think in both countries people work very, very hard to create what they think is a wonderful, wonderful work but in the United States there is tremendous effort in marketing, in PR.

There is tremendous thought placed, and great creativity placed, in the effort to surprise audiences, to startle audiences, to really attract the eye of audiences and critics. I think that is something that in Japan certainly people make efforts but there isn't this background, this environment or this history of this tremendous marketing effort that you see in the United States, and this is something that I think we can learn a great deal from.

In fact, in promoting this current work, I tried to think of this not as simply buying lots of expensive advertisements and just inundating the media with commercials, etc. But I think of this as an effort to gradually get this film to permeate society. I think of this as a flowing stream. You start with a very, very small trickle at the beginning, and then you come across many, many different dams. In other words, a dam might be, for example, patient groups, another dam might be medical related personnel, and another dam might be people who work in companies. In other words, by going through each of these dams, overcoming them and bringing them into the fold, you gradually start with this very tiny trickle and eventually the banks widen and eventually you go out and you reach the entire ocean. That's the kind of promotion that I am hoping to achieve for this film.



Q. 自宅で映画を簡単にダウンロードできたり、Webサイトで個人が作った映画を簡単に紹介できるなど、技術革新が行われています。このような技術はプロデューサーとしてどのように駆使するつもりですか?

基本的には、何を通して伝えていく、何が伝えてくれるのかではなくて、僕たちが何を伝えたいか、ということが一番大事な問題であって、まずその何を伝えたいか、ということがないままに、こんな形、こんな技術で伝えていく、こんな枠の中で伝えていく、ということだけが先行してしまうと、全くそれは意味をなさない。

ですから、僕たちは、僕たちの中のどんな気持ちを、何を伝えたいか、ということを一番大事に考えていけば、それはあらゆるメディアを使ってでも、できることだ、というふうに今思っています。

When you have these arguments you have to sometimes step back and think things through and we're talking only about different media, different channels or different ways of communication, of conveying something. What's most important however is, do you actually have something to say? What is it within you that you want to convey? I think it's very, very dangerous when technologies arise and you have all these new channels and these new media and these ways of conveying information, expressing yourself, etc., when you haven't done the most serious work − the most fundamental work − is do you have something to actually convey, to express?

So I think frankly that the most important steps is to find what it is that you want to say, and once you have that, all of these new channels are available to you.



●Language Box●
・convey
〜を伝える
・audience
観客/観衆
・express oneself 自分の考えを述べる

 次ページは、「渡辺さんにとっての仕事とは?」&「海外にどんな日本文化を紹介したい?」
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