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Radio Personality
JON KABIRA
ジョン・カビラさん
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取材・文/馬場 淳子 |
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Page3は「言葉は文化。日本語にしっくりくるのは丁寧語」
Q.さて、カビラさんはしゃべるのお好きですか。
A.あまり好きな方ではないでしょうね。特に人前は苦手です。
Q.仕事として、自分の言葉を多くの人に聞かせている立場でもですか。
A.何かコレと思ったことを黙っていられないというのはあるかもしれません。それをただしゃべるだけではなく、面白おかしく言いたいっていうのはありますね。よくいるでしょう、クラスにひとりはそういうヤツって。
Q.それは子供の頃から?
A.いや、子供時代はシャイな子でしたよ。しゃべりはしても、出たがりではなかったですね。今も番組という限定された環境だからしゃべっているのであって、いつでもどこでもというわけではありません。
Q.それは英語でも日本語でも同じですか。
A.言葉として、使い分けをしています。言語にはその国の文化や習慣がそのまま反映されますから、日本語はやはり丁寧語が基本です。その方が聞きやすい。兄貴風吹かしたような語り口でしゃべっている人には違和感があります。公共の電波で、なんでお前にそんな馴れ馴れしくされなきゃいけないの、みたいな。
Q.たしかにカビラさんのトークの基本は丁寧語です。でも、最近のパーソナリティのタイプとしては、「みんな元気〜?!」というような、カジュアルな語りの人も多いですよね。
A.自分が聴いていて不快なことはやりたくありませんから。僕はそういう口調は不快なんですよ。最近街中でもレストランとか行くと、店員が「こんにちは〜」って寄ってくるところがあるでしょう。僕はあんな風に言われると、あんたのことなんか知らないよって言いたくなってしまう(笑)。果たして、それがアメリカナイズされた演出ということなのか、デニーズだから、GAPだから、カジュアル売ってるからくだけた口調がいいのか。なんか、違うと思うんですよ。やはりきもちのいい日本語、聞いていてキレイな日本語は、単純に翻訳された文化では表現できない。
Q.それぞれの言語が持っている、バッググラウンドを踏まえた上で使うということですか。
A.そう、だからイタメシ屋に行って「ボナセーラ」とかいわれると、何考えてるのって感じ(笑)。イタリア人スタッフがそう言っても違うと思う。ここは日本なんですから。
Q.カビラさんの言葉や文化に対するきちんとした姿勢というのは、ご家庭や学校で育まれたもののように感じますが。
A.そんな大げさなものではありませんよ。高校からアメリカンスクール、大学はカリフォルニアへ行きました。でも、それ以外の教育はすべて日本語で受けてますし、コミュニティーも日本。家では父親が日本語、母親が英語を使っていましたから、僕らはそれぞれにあわせて自然と言葉を使い分けていたようです。
Q.子供の頃から英語と日本語の両方に触れる機会があって、自然とバイリンガルになっていった・・・。
A.うーん、もう思い出せないくらい昔から両方使ってましたからね。バイリンガルって、特殊なことをしたからなるというものじゃない。いつの間にか・・・という感じ。僕はアメリカの学校を出て、英語の仕事をしていても、それ以外の時間はほとんど日本語で過ごしてきました。自分の母国語は日本語だと思っています。
Q.じゃあ、むしろ高校から入ったアメリカンスクールでの英語の方が苦労なさった?
A.そうですね。ある日、今まで日本語だった数学の教科書が英語になっちゃうわけですから。そういう意味では帰国子女の人たちと同じような体験をしているんじゃないでしょうか。
Q.それでもいつの間にか使いこなせるようになるということは、やはり語学の才能があるように思えてしまいます。
A.でもね、数学とか、内容的には日本の中学の方がダンゼン進んでいたんでリードタイムが稼げた。そのスキにコソコソってやってましたね(笑)。
●Language Box●
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人前:in public |
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苦手:a weak point |
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反映:a reflection |
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反映する:reflect |
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丁寧語:polite language/a
polite turn of phrase |
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不快な:unpleasant/uncomfortable
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口調:a tone |
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使いこなす:manage |
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