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Page1は「初舞台2時間前にもらった芸名は、今日から仕事カイシの、桂かい枝」
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Q.まずは、桂さんが落語をはじめたきっかけを聞かせてください。
A.みんなが行くから学校行って、まったく主体性のない生活を送っていた僕が将来について真剣に考えたのは大学3年のとき。一体、自分は何が好きで、何をやったら一生の仕事として前向きに楽しく取り組んでいけるのか、初めて深く考えました。で、出した答えが、「お笑い」。落語家・漫才・喜劇など、ジャンルは決めてませんでしたが、人を楽しませる仕事につきたいと思ったんです。でも、正直言って落語にはあんまり興味がなかった。それがうちの師匠の舞台を見て、雷に打たれてしまったんです。東京で定期的に独演会を開いていた師匠・5代目桂文枝の舞台は、それはもう、華やかで粋でした。しびれましたよ。こんな人の弟子になりたい。いや、この人はぼくを弟子にしたがっている!
思いこみの強い僕はそう思い込んで活動開始。大学卒業後の平成6年6月、正式に入門が許されました。ホント、うれしかったです。
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Q.いくら落語家でも初舞台は緊張するものだと思いますが、いかがでしたか。
A.普通、落語家の師匠のもとに入門すると、3カ月くらいで芸名をもらい、さらに修行して半年くらいで初舞台を踏む。だいたい2段階に分かれます。ところが、ぼくの場合は大学時代に落研だったわけでもなく、落語に関してはまったくの素人。だからなかなか名前をつけてもらえませんでした。普通は芸名が決まってから初舞台が決まるのに、舞台の日は決まっても芸名が決まらない。あせりましたよ、正直言って。そんなもん、本名で出てたらカッコ悪いでしょ。それでも舞台の直前になったら、師匠がぼくを呼んで「お前は今日が初舞台や。いわば今日から噺家として始まりや。せやから、かい枝や」と名前をくれはったんです。それが舞台に上がる2時間前。いや、ほっとしたのなんのって。客席に出てから「桂かい枝と申します。この名前、今から2時間前につけてもらいました」といったらドーっと受けました(笑)。後日、師匠の奥さんから聞いたら、この名前、師匠の思いつきのようですが、ちゃんと字画まで調べて考えてくださったそうです。師匠の愛情と思いやりの詰まった、いい名前だと自分でも気に入っています。
Q.落語の魅力・醍醐味とは?

国際交流基金の招待でアメリカへ |
A.落語はセットや衣裳、背景など舞台装置を使わない、ある意味地味な芸です。噺家が座布団の上から言葉だけを使って、お客さんにいろんな状況、人物、背景、心情を想像してもらうという、いうならば相手に頼った弱い芸。見た目も派手でわかりやすいエンターテイメントがあふれる現代においては、ひょっとしたら不向きな芸かもしれません。でも、落語には無限の可能性があります。落語家本人がたった一人で作り上げる芸ですから、自分自身で脚本・演出・主演すべてができる。おまけに想像力がすべてですから、主役がトム・クルーズだろうが、菅井きんだろうが自由自在。もちろん、古典落語というきっちりした型はありますが、噺家のやりたいことができる世界といえます。 |
また、英語で演じて思うことは、落語って国の違いとか文化の違いとかそんなものは超えてるってこと。違いを超えた、人間自身のもつ、おかしみや意地汚さ、いやらしさを表現してるんです。人間って、人種とか関係なく、根本的には大差ないねんなってすごく思いますね。例えばよく海外でやる「ちりとてちん」というネタで、いつも知ったかぶりをして素直に無知を認めない男を懲らしめるという話があるんですが、知ったかぶりをする人ってどこの国に行ってもいますよね。いろんな国でやりましたが、みんなよく笑ってくれます。こんな国境を超越した笑い話が何百と今も生き続けてるんですから、すごい国ですヨ、日本って。ホント日本人の笑いのパターンって優秀ですもん。それを日常的に出さないから、日本人ってユーモアがないとかって言われるけど。お笑いに関してはよっぽど優秀やと僕は思いますね。
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Q.落語をやっててよかったこと、イヤだったことはありますか。
A.よかったことは数限りなくあります。もしこの仕事についてなかったら・・・なんて考えることさえできませんね、こうなる運命だったと思います。イヤだったことを強いてあげるとしたら、飲み屋とか行って落語家ってことがバレると、店のおばちゃんがお客さんに向かって、「ちょっと、みんな注目。この人落語家さんやねんて。今から面白いこと言うてもらうから。はい、面白いこと言うて!!」と急に振られること。それでちょっとでも面白くないもんなら、「おばちゃんのほうが面白いで。歯に鳥がはさまってトリニク。あんた、これパクったらいかんで」とか言われること。そのくせ、おごってくれるのかと思ったら、きっちり払わされる。「こっちは客じゃー!!」と突っ込みたくなるときは、クソッて思いますけど。
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RAKUGO in ENGLISH 〜英語落語〜
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笑う角に福来る
笑いについて研究している「笑い学会」なるものがある。 昔ながら「笑いは百薬の長」と言われているとおり、最近、末期がん患者が笑いの治療で全快したそうです。Laughter brings happiness.笑って損はない。一人で笑うよりみんなで笑えばもっと楽しい。世界中が笑えば世界が変わる。桂枝雀師匠と始めたこの英語落語・柔道のように世界に広まればと夢見ながら、また、日本の文法中心の堅苦しい英語教育の概念を一掃するためにも絶やさないように続けたいと思います。 |
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英語落語道場
門下生募集!! 講師:桂かい枝
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桂かい枝さんのサイト「英語落語 - Rakugo in English」
桂かい枝さんの「英語タウンブログ」はこちら
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●Language Box●
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芸名:a stage [screen] name |
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前向き:〜の positive,constructive
〜の姿勢 forward-looking attitude |
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落語 :a comic storytelling |
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師匠 :a teacher,a master, predecessor |
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弟子 :a pupil,a disciple,a follower,successor |
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座布団 :a floor cushion |
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Page2は「日本人のユーモアを世界に知らしめるのが英語落語の醍醐味」
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