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Page2は「マラソンは私ができる唯一の自己表現手段」
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Q.最初に走ろうと思われたきっかけは何でしょうか。
A.子供の頃、自分に得意なものが全然なくて、人に褒められることがとても少なかったんです。兄は優秀でしょっちゅう褒められていましたが、私は全然。それが自分なりにひっかかっていて、あるとき陸上クラブに入ったら走ることを褒められたんです。それがすごく嬉しくて、私も走れば何かを得られるんじゃないかと思うようになった。将来はその褒めてくれた陸上の先生みたいになりたかったので、先生になるにはまず走ろうと。陸上なら、がんばれば私でもできるかもしれないと思ったのが始まりです。
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Q.でも、なぜ短距離や中距離ではなく、マラソンに。
A.高校時代は800、1000メートル、大学に入ってから3000メートルを始めて、たまにロードレースで10キロとか走ってました。マラソンは小出監督との出会いがあってからです。
Q.マラソンを始められたのはリクルートに入社して、社会人になってからなんですね。
A.そう、その少し前にソウルオリンピックをTVで観て、外国の女子マラソンの選手が笑顔でゴールしたシーンがすごく印象に残ったんです。日本人のマラソンでああいう屈託のない笑顔って見たことがなかったから、一体マラソンってどういう競技なんだろうと興味が湧いて、リクルートに入ったとき「いずれはマラソンがやりたい」と言ったんです。だからずいぶん後からなんですよ、マラソンを始めたのは。
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Q.中距離などにくらべてマラソンはどうですか。
A.うーん・・・本番は楽しいです。本番にいたるまでにとことんやることやって挑戦すれば、かなりやりがいがあります。ただし、練習はホントにイヤ(笑)。
Q.たとえば、マラソン選手が日々こなすメニューってどんなものなんですか。
A.ただ黙々と走るというのがほとんどですね。一日のうち、いちばん長く走るときで50〜60キロぐらいかな。やっぱり練習ですから実際の試合よりは長く走らないといけないので。朝と午後の2回に分けて、あわせてそのぐらいを走ります。
Q.50キロといえば、河口湖2周より長い。そんな距離を毎日黙々と走ってるんですか?!
A.道具を使うのでもなく、ただ走るだけの競技ですから。そういう意味ではメンタルな競技です。
Q.ツラくて朝、起きたくなくなったりしませんか。
A.もう、しょっちゅう。それより夜寝るのが怖い(笑)。でも、これが唯一私のできる、がんばれることだから。好きって感じじゃないけど、まだがんばれる、もう少しいけるかと思いつつやってます。
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Q.ツラい、厳しい、大好きとはいえない。それでも有森さんがマラソンを続ける意味とは。
A.自己表現ですね。もちろん今は生活の手段でもありますけれど、私にとって、自分の生き方を表現できる唯一の手段なんです。
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●Language Box●
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陸上競技:track and field, athletic sports |
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目覚める:《自覚》 wake up (to the fact) |
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目標:an aim, a mark, a target, a goal |
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自己表現:self-expression |
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Page3は「オリンピックは強いものが勝つのではなく、勝ったものが強い」
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