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最終日の今日は『いつでも注目しているのはオレ自身』 |
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Q.鴻上さんが芝居を志したきっかけって何だったんでしょうか。噂によると、中学時代からすでに演劇に足を踏み入れていたとか。
A.どこから聞いたの、その噂(笑)。まあ、中学生の時、演劇部に入ったというのは事実だけど。もともと人間に興味があって、人間を知りたいという漠然とした思いでとりあえず入部してみたのね。そうしたら、セリフはうまいけど歩くとどうもぎこちない人とか、しゃべりはイマイチだけど走らせたらカモシカの如く魅力的な人とか、いろんな人がいた。頭だけ良くてもダメ、体だけカッコよくてもダメ。演劇って人間に対するアプローチだから、演じているうちにその人自身がこぼれ出てしまう。芝居は人間が隠している本質をひっぺがえすシステムだとわかったら、魅了されてしまった。
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Q.う〜ん、中学にしてその思考、早熟だったんですね。その後も高校、大学と芝居にハマり、早大在学中に『第三舞台』を結成。以来、20年近く活動を続けてきた鴻上さん。今、新作を上演中ですよね。今度はどんなテーマで?
A.タイトルは『プロパガンダ・デイドリーム』。テーマはマスメディアと家族。たとえば口臭という単語がいつからポピュラーになったのか。1920年代のアメリカなんだけど、それまでアメリカ人は口臭が気になるものだなんて意識は全然なかったんだよね。それがある時、ランバート社という会社が「あなたの親友でもそれを教えてくれない」というキャッチコピーでリステリンの広告を出して、口臭はとても一般的な言葉になった。これって間違いなくマスメディアの効果でしょう。日本でも便座シートとかハナの毛穴のプチプチとか、あるよね。そんな今のメディアの現実をもとにドラマを展開しているのが今回の芝居。ま、これ以上詳しくは劇場にてご覧下さい(笑)
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Q.今後はどんな芝居をしていきたいですか。
A.それはオレがこれからどうやって生きるかによるからなあ。
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Q.じゃあ、どう生きていきたい?
A.そんなの今からわかんないよ。自分だけの意志でもないし、事務所背負ってるし、借金も億の単位
が見えてきたし。
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Q.オク?! 億って一億のオクですか。
A.1年間イギリス行って、その間事務所的には無収入だったから。でもそれは金銭的なダメージであって、作家的には豊かになることだから。真剣に生きてる限り、テーマは向こうからやってきてくれる。大作家になって、周りはイエスマンばかりでぶつかってくる現実もなくなったら何にも書けなくなるだろうけど、それはないでしょう。
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Q.今、注目している人は?
A.オレ(笑)
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Q.20年後の鴻上さんは何をしていますか?
A.61才か。願わくば、なんらかの形で現役でいたいね。芝居ではなく、映画かもしれない、小説かもしれないけれど
何かを作っていたい。オレにとっては表現することが一番の遊び、長生きの秘訣だろうから。
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マスク(仮面)の授業の発表会。さあ、ボクはどこに?
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