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Film Review
戦場のピアニスト
The Pianist

(C)2002 PR PRODUCTION/STUDIO BABELSBERG/HERITAGE FILM/RUNTEAM LIMITED
巨匠ロマン・ポランスキーがおくる、自らの原体験に回帰した渾身の作品。

2月15日 日劇1ほか、全国東宝洋画系にてロードショー!

English in the film
英語レベル: 初級上 心に残る英語のセリフ&字幕
英語についてのコメント:
  舞台はポーランドだが、登場人物はほとんど英語を話し、東欧なまりの英語で比較的聞きやすい。ドイツ軍との会話はドイツ語でおこなわれる。
全体的に台詞が少なめの映画なので、勉強している人なら、大体は字幕なしで理解できるはずだ。
映画の種類:ヒューマンドラマ

去年のカンヌ映画祭でパルムドール(最優秀作品賞)を受賞し、アカデミー賞最有力候補との呼び声も高い話題の映画だ。

監督のロマン・ポランスキーは「水の中のナイフ」や「REPULSION/反撥」など芸術性の高い作品で有名だが、今回の作品では、死の収容所行きを奇跡的に免れ、戦火の中を生き抜いたポーランド系ユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの手記をもとに、戦争の悲惨さを生々しく伝えている。
ポランスキーも、ポーランド出身のユダヤ人で、幼少期に母親を強制収容所で殺され、自身はユダヤ人居住区を脱出して生き延びた経験を持つ。だからこそ、一つ一つのエピソードに非常にリアリティがあり、思わず目を覆いたくなるシーンも多かったが、心にずしりと響く映画だ。

スティーブン・スピルバーグから「シンドラーのリスト」の監督を依頼された時でさえ断ったというポランスキーが、自らの体験をもとに、満を持して取り組んだこの作品は、人間の自由や尊厳、そして命までをも簡単にうばってしまう戦争の残酷さを派手な脚色なく、冷静な視点から描いている。

また、忘れてはならないのが、劇中で効果的に使われているショパンのピアノ曲だ。ショパンを生んだ国・ポーランドのピアニストとして、シュピルマンは様々な思いを抱えながらショパンを弾く。一方でドイツ兵がピアノを奏でるシーンでは、ベートーベンの「月光」だったのが印象的だ。

シュピルマンを演じる主演のエイドリアン・ブロディは、「サマー・オブ・サム」「ブレッド&ローズ」などに出演しているが、今まではほとんど無名な俳優だった。しかし、この役のために3週間で16kgの減量をおこない、ピアノの猛特訓を受けて撮影に臨んだ今回の熱演が国際的に評価された。

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■Story

1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻した時、ユダヤ人ピアニストのシュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。やがてワルシャワの街はドイツ軍に占領され、ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住区に移されることになった。シュピルマンとその家族も住み慣れた家を手放し、ゲットーへと移り住む。

まともな食事にもありつけず、ドイツ兵の気まぐれで次々と人が殺されていく日々が続く中、ついに1942年、多くのユダヤ人たちが収容所へ送られることになった。だが、家族の中でシュピルマンだけは、幸運にも収容所行きの死の列車へ乗るときに脱走することに成功する。

ゲットーで慣れない肉体労働を強いられた後、シュピルマンは意を決してゲットーからの脱出を図る。かつての友人を頼り、アパートに身を潜めながらわずかな食料で生き延びていたシュピルマンだったが、やがてワルシャワ蜂起が始まり、町は再び戦場と化す。

廃虚に隠れ、孤独と恐怖に怯えながらも、なんとか生き長らえていたシュピルマンだったが、ある日、一人のドイツ軍将校に見つかってしまう。

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■Words from the film 心に残るセリフ&字幕

Radio Announcer: News has just been received from the BBC in London.
The British Government, having received no reply to the ultimatum presented to the German government, has declared war on Nazi Germany ...
ラジオアナウンサー:

英国BBCによると英国政府はドイツ政府に対する最後通牒に返答がなかったためナチス・ドイツに宣戦布告しました。

Father: Oh, oh it's wonderful, wonderful.
父:

何よりだよ。

Radio Announcer: It is expected that ...
ラジオアナウンサー:

そしてさらに・・・

Radio Announcer: ... Within the next few hours, France will make a similar declaration. Poland is no longer alone.
ラジオアナウンサー:

数時間以内にフランスも宣戦布告するはずです。ポーランドはもう孤立してはいません。



Halina: By order of the Governor of the Warsaw District, Dr. Fischer, concerning the Establishment of the Jewish District in Warsaw. There will be created a Jewish District in which all Jews living in Warsaw or moving to Warsaw will have to reside. 'Look here.' Jews living outside of the prescribed area will have to move to the Jewish district by 31st of October, 1940.
ヘレナ:

ワルシャワ地区フッシャー長官の命令でユダヤ人居住区を設立する。ワルシャワ市内のすべてのユダヤ人は居住区内に住むこと。よくみて。地区外のユダヤ人は全員居住区に移ること。期限は1940年10月31日とする。

Szpilman: They won't get all of us, we'll...It's too small... there's four hundred thousand of us in Warsaw!
シュピルマン:

狭すぎる。40万人もいるんだぞ。

Henryk: No. Three hundred and sixty thousand, so it'll be easy.
ヘンリク:

違う、たった36万人だから楽勝さ。



Majorek: Hello, Symche, Dolek, Mrs. Zyskind, Jehuda. Working hard?
マヨレク: こんにちわ奥さん。どうだ、仕事はキツいか?
Jehuda: Majorek. This is the greatest pianist in Poland, maybe in the whole world. Wladyslaw Szpilman, meet Majorek.
イフェーダ 紹介する。ポーランドで一番のピアニストだ。ウワディスワフ・シュピルマン。
Majorek: I know your name. I've never heard you play.
マヨレク: 名前は知っているが演奏は一度も。
Jehuda: Majorek used to be in the army. Brilliant man.
The only thing I've got against him is he's not a socialist.
You'd better go now, Wladek.
It's nearly curfew.
You know how many copies we print of our newspaper?
Five hundred.
You know how many people on average read on copy? Twenty. That makes ten thousand readers.
These will start the uprising. Majorek hides them in his underpants.
And leaves them in toilets.
イフェーダ マヨレクは優秀な軍人だった。
欠点は社会主義者じゃないこと。
帰れ。じき外出禁止時刻だ。
新聞を何部刷ると思う?
500部だ。
1部を何人が読むと?20人だ。
つまり1万人の読者に蜂起をよびかける。
彼が下着に隠しトイレに置く。
Szpilman: Toilets?
シュピルマン: トイレ?
Majorek: As many toilets as I can find. Germans never use Jewish toilets. They're too clean for them.
マヨレク: ドイツ人はユダヤ人のトイレを使わない。清潔すぎるのさ。


Szpilman: Employment certificate? What's that mean, no employment certificate?
シュピルマン: 雇用証明書?一体どういうことだ。
Henryk: You have to have an employment certificate to work for one of the German firms in the ghetto, otherwise.
ヘンリク: ”ドイツ人のために働いてる”と、証明できない場合は...
Szpilman: Otherwise what?
シュピルマン: どうなる?
Henryk: You'll be deported.
ヘンリク: 移送される。
Benek: So the rumors were true.
べネク: 噂は事実か。
Henryk: They're going to resettle us. Send us to labour camps. In the East And they're closing the small ghetto.
ヘンリク: 俺達たちは東部の強制収容所へ送られる。小ゲットーは閉鎖だ。

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Information
●監督
(Directed & Produced by)
ロマン・ポランスキー
●脚本
(Written for the Screen by)
ロナウド・ハーウッド
●原作(Story by) ウワディスワフ・シュピルマン
●プロデューサー(Produced by) ロマン・ポランスキー 
ロバート・ベンムッサ
●キャスト (Cast)

エイドリアン・ブロディ
(ウワディスワフ・シュピルマン)
トーマス・クレッチマン
(ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉)
エミリア・フォックス
(ドロタ)

●配給: アミューズピクチャーズ

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