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Film Review
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
©2004 Warner Bros.Harry Potter Publishing Rights ©J.K.R
ハリー・ポッター、シリーズ第3弾
ハリーは今や13歳。
身も心も成長をとげるハリーが 新たな秘密に立ち向かう!

2004年6月26日 丸の内ピカデリー1、渋谷東急ほか、全国松竹・東急系にて超拡大ロードショー

English in the film
英語レベル: 初級〜中級 
英語についてのコメント:
 

 

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
©2004 Warner Bros.Harry Potter Publishing Rights ©J.K.R

全2作に続き、今回もとても聞き取りやすい英語だ。魔法の道具の名前や、魔法学校のスポーツ「クイディッチ(Quidditch)」など、独特のハリーポッター用語を除けば、会話は簡単な単語で成り立っていて、英語を学んでいる人なら一度は耳にしたことのある「中学英語で日常英会話はOK」が実感できる。

字幕もよく考えられている。よく練られているからこそ、英語の原文とは異なる場合もあるが、その方が日本語ではすんなり話に入ることができる。

例えば、芝生の生えた広場でバスに乗ろうかどうか戸惑うハリーに、バスの車掌が「グズグスするな」と言うシーン。
英語では“
Let's not wait for grass to grow.”と言っている。直訳は、「草が成長するほど(の長い時間)待つなんて止めておこう」だが、そのまま日本語にしたのでは意味を理解するのに時間がかかって、話についていけないだろう。

ある危険な動物への近付き方を教える魔法学校の授業では、「(もし、私の忠告を聞かずに、そんな事をしたら、君の命は)それで終わりだ」と先生が忠告する。英語では“
It will be the last thing you do.”いかにも英語的表現だ。(直訳は「それが君が(この世で)行う最後のことになるだろう」)

また、宿泊施設に掃除の人が来て「お掃除でーす」と声をかけるとき、英語はで一言、“
Housekeeping!”でOKだ。


家や魔法学校で使われる英語

・Turn to page 394.(394ページを開け)
・It's trying to catch smoke with bare hands. (素手で煙を捕まえようとするのと同じだ)
・Later, if you behave.(後でだ。行儀よくしていればな)<ハリーが伯父にお願いをしたときの伯父の答え>
・Let me tell you, ….(言っておく)
・I got you.(つかまえた)
・Anywhere is better than here!(どこだってここよりはマシだ!)<意地悪な伯父家族の家から飛び出して>
・Come on, move on, move on.(さぁ、入って、入って)<バスの車掌がハリーをバスの中へとせきたてて>
・It's going to be a bumpy road!(チョイ揺れるからな!)<バスの車掌>
・Mr. Harry Potter, at last!(ハリーポッター様、やっとお着きに(なられましたね)
・Let me get this straight. (つまり)
・Something is coming on the board.(誰か乗り込んで来る)
教授に話すときには、ハリーはちゃんと敬語を使っている。
・“If you don't mind, I'd appreciate if you could turn down the wand.”
(よろしければ、魔法の杖を下ろしていただけませんか)


覚えておいた方がいい言い回し
・you know who:「例の人物」という意味。これで1セットになっている。ハリーの両親を殺した犯人で、恐ろしい魔法使いのことを指す。その名前は口に出すのも恐ろしい、ということから、“you know who”と表現され、“He is a good supporter of you know who.”(彼は、例の人物の一味なんだ)のように使われる。

・know it all:「なんでも知っている人」「何でも知っていることを鼻にかけている人」「何でも知ったかぶりをする人」という意味。これで1セットのフレーズ。勉強好きで優等生のハーマイオニーがいつもシャシャリ出て非難されるときに言われるフレーズ。


魔法のイタズラ地図を開く時の呪文
・“I solemnly swear, I'm up to no good.”(よからぬ企みをしていることを厳粛に誓います)

・be up to 〜:〜をしようとしているという意味のフレーズ
no goodはよくないこと、悪いこと、イタズラなどの意味。
solemnlyは、結婚の誓いでも使われる、「厳粛に」という意味
英語圏の子供は、何かイタズラをしようとしているときなど、親から“What are you up to?”(何しようとしてるの?)と言われて育っている。だから、up to no goodと宣誓する呪文は子供にとっては非常に面白くて楽しいだろう。

・Mischief managed.(イラズラ完了)
イタズラ地図をただの地図に変えるときの呪文。

ハリー・ポッター大特集


『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』オフィシャルサイト
日本語英語

J. K. ローリング公式ホームページ


ハリーポッター展開催中(東京・新宿 伊勢丹デパート)

映画の種類:冒険ファンタジー


世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズ第3作目の映画化。3作目ともなれば、いい加減ダレてきて、もしや期待外れな仕上がりでは、と思いきや、監督も新たに、スリルと迫力ある作品に仕上がっている。新監督は若いキャストの才能を引き出す天才と言われるアルフォンス・キュアロン(『リトル・プリンセス』『天国の口、終りの楽園』など)。ハリー・ポッターの作者、JKローリングもキュアロン作品のファンで、協力をおしまなかったと言う。
子供からティーンエイジャーに変わる思春期。虹色に揺れるシャボン玉を、手のひらでそっと包み込むように、ハリーを始めとする主人公の少年少女が水々しく描かれている。ベタな演技が目立って残念だったのは、美しい金髪のジャイアン、ハリーを敵視していじめるドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)と、魔法学校で水晶を読む授業を受け持つシビル・トレローニ先生(エマ・トンプソン)。エマ・トンプソンは演技の濃さが一人だけ異なっていて(濃すぎ)、ちょっと不自然。

秀逸なのはストーリー展開。前2作に続き、ドラクエなどロールプレイングゲームに通じる面白さだ。人間の不幸を吸って生きる吸魂鬼ディメンターや、魔法界の不思議な生物、魔法の杖や、最新の魔法のほうき、魔法のお菓子などのアイテム。前作よりも、おどろおどろしさと、スリルが増加していて、「う〜ん、こうきたか!」と、本を読んでいなくても十分楽しめる内容だ。ただし、本を読んでいない人は、最低、映画の1作目は見ておくか、または、ハリーポッター特集で、基本事項を押さえてから映画館に出かけることをオススメする。

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■Story
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
©2004 Warner Bros.Harry Potter Publishing Rights ©J.K.R

13歳になったハリ −(ダニエル・ラドクリフ)がバーノンおじさん(リチャード・グリフィス)の意地悪な妹マージに、はずみで魔法を使ってしまう。 叔父と叔母からのお仕置きを恐れたハリ−は、闇に乗じてダーズリー家から脱走、 「夜の騎士バス(ナイトバス)」に乗り、居酒屋「漏れ鍋」に到着。すると、そこに は魔法省の大臣がいた。ハリーはマグルの世界で魔法を使ったことを咎められると思ったが、なぜか咎められずホグワーツ魔法魔術学校に戻るま で、この居酒屋で一夜を明かすように言われる。

ホグワーツに戻ってみると、相手の魂を吸い取る恐ろしいアズカバンの看守、吸魂鬼 「ディメンター」の一団が駐在していた。彼らは、アズカバンの牢獄を脱走した凶悪 なシリウス・ブラックから全校生徒を守るためにやってきた。不気味な看守に恐れお ののくハリ−。

一方、3年目に入ったホグワーツでの生活は、新しい出会いと冒険に満ち溢れていた。 占い学のシビル・トレローニ先生(エマ・トンプソン)と不気味な対面をし、死を予告する「死神犬(グリム)」に遭遇。闇の魔法に対する防衛術の新しい先生のリーマス・ルーピン先生(デービット・シューリス)や、前作で汚名を返上した大男のルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)は、魔法生物飼育学の教師になっていた。また、魔法の村「ホグズミード」行きの許可証をもらえなかったハリ−は、「忍びの地図」を手に入れてこっそり探検する。

そして、両親を殺したと噂される脱獄囚シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)との対決。 衝撃の事実に直面したハリ−は、死の予言を覆すことができるのか…。

Information
●監督(Directed by) アルフォンソ・キュアロン
●脚色(Screenplay by) スティーブ・クローブス
●製作(Produced by) デイビッド・ヘイマン
●キャスト (Cast)

ダニエル・ラドクリフ(ハリ−・ポッター)
ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー)
ゲイリー・オールドマン(シリウス・ブラック)
アラン・リックマン(セブルス・スネイプ先生)
デイビット・シューリス(ルーピン先生)

●配給: ワーナー・ブラザーズ映画

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