ディボース・ショウ
Intolerable Cruelty |
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結婚は、この世で最も危険な約束…?!
離婚訴訟専門の敏腕弁護士と、財産目当てで金持ちと結婚する美女。
2人の騙し騙されの攻防戦と、そこから生まれるロマンスを描く恋愛ドラマ。
2004年4月10日より 日劇1ほか全国一斉ロードショー!
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| ■English in the film |
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英語レベル: 中上級 心に残る英語のセリフ&字幕 |
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英語についてのコメント: |
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本作の監督、コーエン兄弟の映画は、セリフに捻りが利いていたり、言葉遊びで笑わせたり、と「ユーモアたっぷりに言葉で魅せる」という特徴がある。
本作で言うと、例えば、主人公の弁護士マイルズに法廷で原告のレックスが、「Have you sat before her before?」(herは裁判長のこと)と尋ねるシーン。
字幕では「先が読めるか?」となっているが、これには「以前も彼女の前に座ったことがあるか=以前にこの裁判官で裁かれた事件を担当したことがあるか?」というのと、文字通りに「彼女が座るより前に座ったことがある?」の2つの意味がある。
この後に、マイルズは「No, the judge sits first. Then we sit.」とただ単に「席に着く順番」を答える。
この会話は、まだまだ続くのだが(詳しくは映画で!)、このような掛け合いの妙が理解できれば、この映画はかなり楽しめる。
また、セリフにこだわるだけあって、かなり難しい単語も使われている。法廷や弁護士事務所の場面では、法律用語(主に離婚に関すること)も結構使われるため、英語のレベルは上級者向け。
ところで、この映画にも出てくるがが、よく映画やドラマの裁判シーンで、証言者が「虚偽の証言をしないと誓いますか?」と尋ねられる。
あれは英語では「Mr(Mrs).〜, do you swear the testimony you're about to give is
the whole truth, so help you god?」と言っている。
証言者は、「Yes, I swear.」または「Yes, I do.」と答えるのが普通。
また、弁護士が裁判の最中に叫ぶ「異議あり!」。これは英語では「Objection!」となり、裁判官が尋ねる「その根拠は?」は「Grounds?」となる。
映画に出てきた法律用語・難しい単語
| judge: |
裁判官 |
| infidelity: |
不貞、不義 |
| mortgage: |
抵当に入れる |
| settlement: |
和解、解決 |
| institution: |
制度、慣例 |
| dissolution: |
(結婚、契約などの)解消 |
| impeach: |
意義を申し立てる |
| jury: |
陪審(陪審員一人はjuryman, jurywoman) |
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映画の種類:恋愛ドラマ |
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この映画のカギは、「婚前契約」。英語では「Prenuptial Agreement(プリナプチュアル・アグリーメント」略して「prenup(プリナップ)」だ。これは、男女が結婚する前に財産分与を決める契約のこと。映画の舞台でもあり、多くの大富豪が居住するカリフォルニア州では、共有財産制を採用しており、夫婦が結婚している間に築いた財産は、どちらが稼いだかに関係なく、共有財産になる。よって、離婚するときも財産は折半。これにつけ込み、玉の輿を狙う女性(ときには男性も?)が多いため、金持ちは「プリナップ」をきちんと結び、自分の財産を守るのだ。
この映画は、プリナップに基づいて、離婚の際に不利にならないように金持ちを守る敏腕弁護士と、金持ちとの結婚・離婚を繰り返し、財産を得ようとする美女の騙し合いにつぐ騙し合いの物語。
「プリナップ」という紙切れ一枚(しかし、その後ろには巨万の富があるのだが…)に振り回されてバトルを繰り広げていく二人の様子は、滑稽で情けなく、かなり笑える。と同時に、「愛」と「金」という対極にあるものを前にした時、人間がどんな選択をするのかが、ユーモラスに描かれている。
主演は、コーエン兄弟が監督した『オー・ブラザー!』で、ゴールデン・グローブ賞を受賞したジョージ・クルーニー。
『オー・ブラザー!』では、囚人にもかかわらず、いつもクシを持ち歩き髪型を気にするおしゃれなダテ男を演じていたが、今回は常に「歯」を気にするヤリ手の弁護士を演じている。
鏡があれば、歯をチェック、レストランのスプーンでもニッと笑って歯をチェック…、とダンディでセクシーなのに、どこか間の抜けた敏腕弁護士を演じるのに、これが一役買っている。
ちなみに、日本でも最近は、歯列矯正やホワイトニングが一般的になってきたが、欧米は歯並びの良さを非常に気にする。どんなにお金がかかっても子どもの頃に矯正をするのが普通だ。欧米では、歯並びの悪い人はモテない、とまで言われるほど。
また、共演のキャサリン・ゼダ=ジョーンズは、実際に私生活でもマイケル・ダグラスと財産分与に関する婚前契約を結んでいる。
・「ディボース・ショウ」オフィシャルサイト(日本語/英語)
・プリナップに関する記事(英語)
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| ■Story |
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マイルズ(ジョージ・クルーニー)は、ロサンゼルスではヤリ手の離婚訴訟専門の弁護士。どんな不利な裁判でも、相手の弱みを探り出し、逆転訴訟に持ち込むことで知られる凄腕の持ち主だ。
ある日、不動産王レックスロス(エドワード・ハーマン)から離婚訴訟の弁護を依頼されるマイルズ。訴えたのはキレモノの美女マリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)だった。離婚によって財産と自由を手に入れようと目論むマリリンだったが、マイルズが用意した証人の登場で、1セントも手に入れられず、屋敷から放り出されてしまう。だが、彼女はそのまま引き下がるようなヤワな女ではなかった。
すかさず石油王ハワード(ビリー・ボブ・ソーントン)と婚約し、マイルズの前に現れるマリリン。テンガロハットが恐ろしく似合う田舎臭いハワードと結婚するなど、マリリンの目的は財産しか考えられない、と疑うマイルズの予想とは裏腹に、マリリンは、「ハワードの財産を守る婚前契約書(プリナップ)を作って欲しい」と依頼する。腑に落ちないマイルズだったが、二人の結婚式で、マイルズが目にしたのは、マリリンの巧妙な企みだった。
数ヶ月後、ラスベガスでマリリンに再会したマイルズ。彼女はまんまとハワードと離婚し、巨万の富を得ていた。元々マリリンのことを憎からず思っていたマイルズは、どこか淋しげな彼女の様子が気にかかる。だが、マイルズを待っていたのは、マリリンが仕掛けるとんでもない罠だった…。
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| Miles:
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The problem is everyone is
willing to compromise. |
| マイルズ: |
人間はすぐ妥協する
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| Miles:
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That's the problem with the
institution of marriage.
It's based on compromise. |
| マイルズ: |
結婚生活だって
妥協の上に成り立ってる
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| Miles:
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Even though its dissolution.
Mrs.Gutman, here... |
| マイルズ: |
離婚に至った時にもね
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| Miles:
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she'll score some points concerning
her husband's sexual politics. |
| マイルズ: |
例えば彼女は旦那の
変態を訴えて点を稼ぎ―
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| Miles:
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Naturally, we'll try to impeach. |
| マイルズ: |
双方の弁護士が丁々発止で
やり合い 合意点を見出す
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| Miles: |
Let me ask you this.
What kind of a settlement do you seek? |
| マイルズ: |
どういう和解条件をご希望なので?
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| Miles: |
What are for you the parameters
of the possible? |
| マイルズ: |
あなたが譲歩できる限界は?
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| Rex: |
That's the problem.
I can't afford to give her anything. |
| レックス: |
そこが問題でね
私には払う金がない |
| Miles: |
Nothing?
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| マイルズ: |
全然? |
| Rex: |
I know that sounds a little
rough, but I'm about to close deal... |
| レックス: |
ショッピング・センターの
開発契約が進行中でね |
| Rex: |
to develop some mini-malls.
I'm mortgaged up to my heinie.
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| レックス: |
首まで担保で埋まってる |
| Rex: |
If the deal goes south, I am
ruined.
I will lose millions.
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| レックス: |
契約が流れたら私は破滅だ |
| Miles: |
So you propose...
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| マイルズ: |
ということは―
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| Miles: |
that in spite of demonstrable
infidelity on your part...
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| マイルズ: |
否定できぬ浮気の
証拠があるのに― |
| Miles: |
your unoffending wife should
be tossed out on her ear?
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| マイルズ: |
ビタ文やらず奥さんを追い出す?
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| Rex: |
Well, is that possible?
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| レックス: |
ダメか? |
| Miles: |
It's a challenge.
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| マイルズ: |
挑戦です |
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| ■Information |
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●監督
(Directed by): |
ジョエル・コーエン |
| ●脚本(Screenplay
by): |
ロバート・ラムゼイ、マシュー・ストーン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン |
●製作
(Produceed by): |
イーサン・コーエン、ブライアン・グレイザー |
●原案
(Story by): |
ロバート・ラムゼイ、マシュー・ストーン、ジョン・ロマノ |
| ●キャスト (Cast): |
マイルズ・マッシー(ジョージ・クルーニー)
マリリン(キャサリン・ゼダ=ジョーンズ)
ドノヴァン・ドナリー(ジェフリー・ラッシュ)
ガス・ペッチ(セドリック・ジ・エンターテイナー)
レックス・レックスロス(エドワード・ハーマン)
リグレー(ポール・アデルスタイン)
フレディ・ベンダー(リチャード・ジェンキンス)
ハワード・D・ドイル(ビリー・ボブ・ソーントン)
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| ●配給: |
UIP映画 |
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