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映画:ブリジット・ジョーンズの日記

ブリジットジョーンズの日記 世界中の女性の心をつかんだ「ブリジット・ジョーンズの日記」。

今回の特集では、エイゴタウンならではの視点でその魅力に迫ってみた。すでに読んだ人も観た人も、「ブリジット・ジョーンズの日記」の新しい楽しみ方がきっと見つかる。

・Page1: ブリジット・ジョーンズってだれ?/Who is Bridget Jones?
ブリジット・ジョーンズってだれ?
愛すべきブリジット
ブリジットの生みの親
・Page2: 映画「ブリジットジョーンズの日記」/“Bridget Jones's Diary” the Movie
・Page3: ブリジットから英語を学ぼう/Bridget's Glossary


ブリジット・ジョーンズってだれ?/Who is Bridget Jones?

ブリジット・ジョーンズの日記
ヘレン・フィールディング著/亀井よし子訳−ソニー・マガジンズ
ブリジット・ジョーンズ。32歳。出版社勤務を経て、現在テレビ制作会社に勤める。独身(Singleton:シングルトン)。ロンドンのフラットで1人暮らし。新年の抱負:禁煙、節酒、ダイエット。結婚願望あり。楽観主義者。

あなたの同僚や友達にも1人はいそうなこんな女性、ブリジット・ジョーンズはヘレン・フィールディング著「ブリジット・ジョーンズの日記」の主人公。ブリジットの生活をつづった「ブリジット・ジョーンズの日記」は95年イギリスの新聞「インディペンデント」にコラムとして連載され、たちまち話題を呼んだ。

連載をまとめた本はイギリスのみならず世界中でブリジット旋風を巻き起こし、今では23か国語に翻訳され、世界中で500万部の売り上げを記録。日本でも、1998年10月に翻訳本が出版されベストセラーリストにランクインした。

ひきつづき「テレグラフ」紙に連載された続編もすでに日本語に翻訳され、出版されている。

主役にレニー・ゼルウィガーを迎えて映画化された「ブリジット・ジョーンズの日記」も公開されるやいなやイギリス・アメリカで興行成績トップとなり、日本でも9月22日、待ちに待った公開となった。



ブリジット・ジョーンズの日記
―きれそうなわたしの12か月 春夏編/秋冬編

ヘレン・フィールディング著
亀井よし子訳−ソニー・マガジンズ
Bridget Jones's Diary : A Novel

Helen Fielding - Penguin Books
Bridget Jones: The Edge of Reason

Helen Fielding - Penguin Putnam, Inc.
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愛すべきブリジット/Bridget, a Lovable Woman

多くの人があこがれる出版・TV業界に仕事を持ち、恋人は会社の上司。恋人、女友達、そしてゲイの友達とパーティー三昧、Londoner(ロンドンっ子)の生活を謳歌するキャリアウーマンと思いきや、それだけでもない。仕事ではドジを踏み、恋愛には問題あり。会社での人間関係や、家族の問題に日々一喜一憂し、新年の抱負もなかなか守れないブリジット。決して完璧ではないどころか、要するに普通なのだ。禁煙の決意が三日坊主に終わっても、仕事で辛いことがあっても、前向きに乗り切っていく彼女に、世界中の女性が共感を覚えた。

人々を夢中にさせたのは、彼女のキャラクターだけではない。その名の通り「ブリジット・ジョーンズの日記」はブリジットの生活を描いた架空日記。読みやすい日記スタイルも人気の秘密のようだ。著者フィールディングは「なぜ日記スタイルで書いたのか」という質問にこう答えている。

「執筆に関して、人から受けたアドバイスで最もためになったのは『友人に向けて書いているつもりで書くことだ』ということです。その意味で率直さと親密さを表現できる日記スタイルにするのは、効果 的です。(中略)日記は人には話さないような個人的思いのはけ口で、ものを書くうえで最も個人的なスタイルだといえます。それを読むことで得られる他人の生活のカーテンの裏側を覗くような感覚は、読者にとって楽しいものだと思います」

“今日食べたもの”“吸ったたばこの本数”まで書かれているブリジットの日記には、読んでいるほうはまるで他人の生活をのぞき見しているような気分にさせられる。ブリジットが落ち込めば思わず声援を送りたくなってしまうし、良いことが起これば拍手を送りたくなる。

日本にもすでにブリジットファン、いや第2のブリジットが大勢いる。ブリジットジョーンズ公式サイトには、BBSの他に、600人が参加するオンライン日記帳があるのだ。日本版ブリジットの日記を読んでみたい人、自分も第2のブリジットになりたい人はアクセスしてみよう。

ブリジットの日記にさらにリアリティーを与えているのは、実名で登場する店・テレビ番組・有名人などの名前と、Londoner(ロンドンッ子)たちのしゃれた会話だ。物語に多く登場する楽しい造語も含め、これらの要素がブリジットに共感する女性たちだけでなく、男性読者も集めた要因だ。

ブリジットの生活を通して、都会に住むイギリス人Singleton のライフスタイル、ファッション、トレンド、考え方などがよくわかる。 映画を見に行く人は、字幕に集中するばかりでなく英語を聞き、原作にもぜひ挑戦してみよう。
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ブリジットの生みの親/The Author

Helen Fielding
Photo by Andrew Crowley
ブリジット・ジョーンズの生みの親は、ブリジットと同じく30代のSingleton、Helen Fielding(ヘレン・フィールディング)。ヨークシャーで生まれたフィールディングは十代の頃から大の読書好きで、オックスフォード大学に進み文学を専攻。作家になりたいと思っていたが、BBCに就職が決まった際、「こんないい仕事を断るのはもったいない (I took it because it seemed too good to miss.)」と思い勤務。テレビ業界に入ったことを後悔しながら10年間働く。結局かねてからの希望であった物書きの道に進み、現在は、作家、ジャーナリストとしてロンドンを拠点に活躍中。

さて、フィールディングのことを少し知ってみると頭に浮かんでくるのは「ブリジットはフィールディング自身?」という疑問だ。インタビューの中でフィールディングは「多くは人から聞いた話や、私の周りで起こった出来事を元にして書いています」「だいいち、私はたばこも吸わなければお酒も飲みませんし、そのうえヴァージンですから」と、きっぱり否定。話のプロットは「高慢と偏見」(ジェーン・オースティン著・岩波文庫)から拝借したそうだ。


フィールディング/他の作品
「セレブリティを追っかけろ!」
ヘレン・フィールディング著
露久保由美子訳-ソニー・マガジンズ

フィールディングのデビュー作。
セレブリティたちが生きる滑稽で虚飾に満ちた世界とアフリカの難民キャンプを舞台に、ロンドンッ子のキャリアウーマン、ローズィーが奮闘する物語。

■フィールディングのインタビュー
  *Powell's.com (英語)
   *Time.com(英語)
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ほかにもSingletonの生活をつづったこんな本が
バーバリー・レーン28番地
アーミステッド・モービン著
中江昌彦訳−ソニー・マガジンズ


こちらはサンフランシスコ版。大手広告会社で働く25歳のメリー・アン・シングルトンと周りの人々が織りなす人間模様のなかで、彼女が成長していく様子を描く。
ジェマイマ・J
ジェーン・グリーン著
山田香里訳−角川書店


こちらはダイエットに焦点を当てたバージョン。ロンドンの出版社で働く27歳のジェマイマ・ジョーンズがネットのデートサイトで知り合った男性との恋を成就させるため、周りの人々に叱咤激励されながらダイエットに挑戦する話。
ショップガール
スティーブ・マーティン著
佐々田雅子訳−集英社


これはちょっと異色。俳優スティーブ・マーティンの初の小説。28歳のショップガールミラベルをめぐるロマンスをとおして都会の生活を描く。ヘレン・フィールディングはこの本を読んで、ミラベルの相手レイはマーティン自身がモデルではないかと思ったというが、本人は作品に自伝的要素は全くないと否定。


●Language Box●
節酒する:abstain from alcohol/ be restrained in drinking
楽観主義者:optimist
〜に共感を覚える・共感する:identify with
親密さ:intimacy
のぞき見する:peep

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 Page2は映画「ブリジットジョーンズの日記」/“Bridget Jones's Diary” the Movie