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Film Review
ベッカムに恋して
Bend It like Beckham
beckham.image ベッカム本人もブレア首相も大絶賛! のブリティッシュムービーが日本上陸。

サッカー、恋、人種問題、そして家族との関係に悩みながらも、前向きに夢を現実にしていく少女の姿を明るく描く。

サッカーのルールやワールドカップを知らなくても、「ベッカムって
誰?」という人でも、文句なしで楽しめる!

4月19日より シネ・アミューズ、テアトル新宿ほか全国でロードショー!

English in the film
英語レベル: 中級 心に残る英語のセリフ&字幕
英語についてのコメント:
  beckham.image主人公のジェスは、インド系イギリス人。彼女の英語はほぼ一般的なイギリス英語だが、彼女の両親や親戚などは、インド訛りの英語を話す。独特のインドアクセントと、時折混じるパンジャブ語で、少し聴き取りにくいが、使っている単語自体にあまり難しいものはない。
一方、ジェスが女子サッカーのチームメイトとロッカールームなどで話す英語は、いわゆる「ガールズ・トーク」で、結構早口。しかもイギリスのスラングが頻出するので、初級者には難しい。

面白いのは、ジェスの両親が、ベッカムのことを名前で呼ばずに「bald man」とか「skin head boy」と呼んでいたこと(映画制作時、ベッカムはスキンヘッドだった)。 天下のベッカム様も、興味のない人たちにかかれば、ただの「ハゲ男」なのだ。
映画の種類:青春コメディー

beckham.image

原題は「Bend It Like Beckham」、訳すと「ベッカムのように(ボールを)曲げろ」。ベッカムのように、ここぞ、という時にボールを曲げて華麗に「ゴーォオオオオル!」そんなサッカー選手を夢見る18才のインド系イギリス人の女の子が主人公だ。彼女は、「女の子がサッカーなんてとんでもない!」という厳格な両親に隠れて密かにサッカーチームに入り、その才能を伸ばしていく。友達と同じ人を好きになって悩んだり、親に説得され、サッカーを諦めかけたりもしながら、女性として、そして人間として成長していく様子を、自身もインド系イギリス人であるグリンダ・チャーダ監督が活写している。

パッと見は、いわゆる「青春ストーリー」だが、ポイントは主人公がインド系イギリス人という点。イギリスには多くの移民が暮らすが、主人公のジェスはインド移民の二世。一世である両親は、当然イギリスよりインドの伝統に親しんでおり、それと同時に、イギリス社会で直接差別を味わってきた経験がある。ジェスの父親はかつてクリケット・クラブで差別を受けて以来、マイノリティーにとって必要なのは学歴や資格だ、と身をもって感じている。「イングランドのナショナルチームにインド人がいるか?」という彼の発言からもわかるように、ジェスにつらい思いをさせたくないからこそ、彼女がサッカーをすることを反対しているのだ。

また恋愛でも、ジェスは自分がインド系であるということを感じずにはいられない。彼女はコーチであるアイルランド人のジョーに恋をするが、「インド人はインド人と結婚する」というのがジェスの家族とその周囲のインド人家庭の暗黙の了解。姉も、インド人の男性との結婚話が進んでおり、親戚はジェスに「今度はあなたが素敵なインド人男性と結婚する番ね!」と促す。

ともあれ、そんな自分の状況に悩まされつつも、ジェスはしっかりと自分の夢へ、そして恋へ向かって進んでいく。見終わったら、単純に「よっしゃ、私も頑張ろう!」と元気になれる映画だ。

薄暗く天気の悪いイギリスの空の下に映える、色鮮やかな原色のサリーや、結婚式で豪華絢爛な衣装に身を包んだインド人たちが歌い踊るシーンはさながらボリウッドのインド映画。また、効果的に使われているインド音楽にも注目したい。

この映画の試写を、マンチェスター・ユナイテッドの選手たちと見たベッカムも「ものすごく気に入った」とコメント。そんなベッカム本人もビクトリア夫人と一緒に、映画の中にほんの一瞬だが登場するのでお見逃しなく!

「ベッカムに恋して」オフィシャルサイト(日本語 / 英語

「サッカー&英語特集」はこちら

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■Story

英国サッカー界のプリンス、ベッカムに憧れるインド系イギリス人の女子高生ジェス(バーミンダ・ナーグラ)。部屋の壁にはベッカムのポスターがところ狭しと貼ってある。彼女の夢はベッカムをアシストするようなサッカー選手になること。でも、厳格な家庭で育ったジェスは、男の子のように短パンを履いてボール蹴りをするなんて、許してもらえない。彼女の唯一の楽しみは、公園で男の子に交じり、草サッカーをすることだった。

そんなジェスを陰から見ていたジュールズ(キーラ・ナイトレイ)は、ジェスのサッカーの才能を見込んで、自分が所属する女子サッカーチーム(「ハウンズロー・ハリアーズ」)の入団テストを受けるよう勧める。 類い希なるサッカーセンスが認められ、ジェスはチームの一員になれたが、そんなこと家族には絶対に言えない。HMVにバイトに行く、という口実で出かけ、練習に励む日々を続けていた。

ジュールズやメル(シャズネ・ルイス)を初めとするチームメイトやコーチであるジョー(ジョナサン・リース・マイヤーズ)との出会いを通じてますますサッカーにのめりこんでいくジェス。そんな折り、チームはドイツ遠征に行くことに。ジェスは両親に内緒でドイツへ向かう。試合も無事終わり、クラブへ繰り出すチームメートたち。そこで、お互い憎からず思っていたジェスとジョーがキスをしようとするところを、これまたジョーを密かに思っていたジュールズが目撃し、ジェスとジュールズの友情はもろくも崩れさる。さらに悪いことに、ジェスがドイツ遠征に行ったことが家族にばれてしまい…。

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■Words from the film 心に残るセリフ&字幕

<ジェスの姉ピンキー(アーチー・パンジャビ)が婚約の前の日、ジェスと買い物に行き、友人モニカにばったり会うシーン>

Pinky: One more day of freedom!
ピンキー:

いよいよ明日よ

Pinky: Where'd you get your contacts?
ピンキー:

コンタクトを?

Monica: Like them?
Just tought they went with my hair.
モニカ:

かわいい?
髪の色とおそろい

Pinky: My fiance don't like dyed hair.
I can't chat all day. I got to Ealing for my facial.
ピンキー:

私の彼は嫌うわ。
急がなくちゃ エステに行くの

Monica: Laters!
モニカ: バーイ!
Pinky: Stupid bitch! Why'd she have to get blue contacts? Now I can't wear mine.
ピンキー: 悔しい 私もコンタクトを買わなきゃ


Mum: Who will want a daughter-in-law who run around kicking football all day...
...but can't make round chappatis?
Exam are over, I want you to learn full Punjabi dinner, meat and vegitarian.
ママ:

どこの家が欲しがる?
サッカーばかりでチャパティも焼けない嫁を
試験が終わったから料理の特訓を 肉と野菜のね

Jess: But, Dad!
ジェス:

パパ!

Mum: No. This is where you spoil her.
ママ:

あなたが甘やかすからよ



Mel: Are you not promised to someone?
メル: お見合いを?
Jess: No way. My sister's getting married soon. It's a love match.
ジェス まさか 姉貴もお見合いじゃないわ
Mel: A what?
メル: つまり?
Jess: It's not arranged.
ジェス 恋愛結婚よ
Goalie: So,you can marry a white boy?
ゴーリー: 白人とも結婚できる?
Jess: White, no, black...definitely not. A Muslim.
ジェス: ダメよ ましてイスラムだと・・・
Jules: Guess you'll marry an Indian. Probably.
ジュールズ: インド人だけ?
Mel: Sorry, but how you Indian girls put up with it.
メル: よく我慢できるわ
Jess: It's just culture.
Better than sleeping around with boys you won't marry.
ジェス: 文化だもの
ヤリマンよりマシ
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Information
●監督
(Directed & Produced by)
グリンダ・チャーダ
●脚本
(Written for the Screen by)
グリンダ・チャーダ、グルジット・ヒンドラ、ポール・マエダ・バージェス
●製作(Produced by) ディーパック・ナヤ、グリンダ・チャーダ
●キャスト (Cast)

バーミンダ・ナーグラ
(ジェス・バームラ)
キーラ・ナイトレイ
(ジュールズ・パクストン)
ジョナサン・リース・マイヤーズ
(ジョー)
アヌパム・カー(ジェスの父)
アーチー・パンジャビ
(ピンキー・バームラ)
デイビッド・ベッカム&ヴィクトリア・ベッカム(特別出演)

●配給: アルバトロス・フィルム
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